「能力者」のステータスでバトルに大きな影響が!
本作は、『パズル&ドラゴンズ』の山本大介プロデューサーが手がけ、カードや能力者のイラストもパズドラのイラストレーターが集結している、豪華なタイトル。
「能力者」というカードを使役するキャラクターと、能力者が持つ「マギアスキル」、それにクリーチャーとマジックカードが加わり、奥が深いデッキ編成が楽しめる。
バトルの進行自体はシンプル
デッキ編成が複雑ではあるものの、バトルの流れは一般的な対戦型カードゲームと同様だ。
まずマリガン(手札の引き直し)があり、先攻か後攻を決め、あとはお互い交互にターンが回ってくる。
自分のターンでは、MPの分だけ、クリーチャーの召喚やマジックカードの発動、マギアスキルの使用が行える。
MPは、ターン開始時にチャージ分のMPが毎回加算されていき、使わなかった分は次のターンに持ち越される。初ターンから豊富に使えるのがうれしい。
バトルを行うクリーチャーは、セットしてすぐは行動できず、次のターンに召喚されて行動可能になる。
しかし、「速攻」の特殊能力を持つ一部のクリーチャーは、セットしてすぐ行動可能。
こういった部分は、一般的な対戦型カードゲームと同様である。
攻撃時は、召喚したクリーチャーをタップしながら、攻撃したい対象までドラッグ。
CBTでは、相手の場にクリーチャーが3体いても、能力者に直接攻撃を仕掛けることができた。
ダイレクトアタックを防ぐには、「挑発」という、攻撃を自分に引き付ける特殊効果を持ったクリーチャーを使う必要がある。
マジックカードやマギアスキルは、即座に発動可能。
プレイヤーはMPの分だけクリーチャーの召喚やマジック、マギアスキルの発動などを行うことができ、やることが終わったら(もしくは手持ち時間がなくなったら)相手のターンへ。
お互いにクリーチャーや魔法などで攻撃しあい、先にライフが0になったほうが負け。
ただし、ダメージを受けた側は、ダメージ分のMPが加算されるため、次のターンには豊富なMPを使って攻めることができる。
このシステムにより、ライフで負けている側も逆転が狙いやすくなっているのだ。
また、召喚したクリーチャーを行動させずにターン終了した場合、クリーチャー1体につき1MP増加する。
全体的にMPの増加手段が多いため、MP不足になりにくいのが特徴的だ。
マギアスキルが絡むと難しい!デッキ編成
本作のデッキは、
- 能力者:1名
- マギアスキル:3種
- カード:20枚(クリーチャー、マジックの枚数は問わず)
という構成。能力者による使用カードの制限などはなく、どの能力者も同じカードを使うことができる。
能力者によってステータスがまったく異なり、初期MP、チャージされるMPが能力者によって異なるほか、防御力とライフにも差がある。
特に大きいのが防御力の概念で、防御力の数値分、敵からの攻撃が軽減される。
例えば、防御力が1の「カリン」で攻撃力が3のアタックを受けた場合は、2ダメージ。防御力が3の「エレナ」を使った場合は、ダメージが3以下の攻撃は完全に遮断できる(固定ダメージは除く)。
これは、本作独自の要素と言えるだろう。
また、能力者ごとに設定されたマギアスキルも、独自色を強めている。
これは、召喚したクリーチャーのタイプに応じてアイコンが点灯していき、必要なアイコンがすべて点灯した状態であれば発動可能になる。
攻撃力やライフだけでなく、マギアスキルとの兼ね合いも考えてカードを組み込んでいかなければならないため、バランスが難しい。
デッキがうまくハマると激アツ!
マギアスキルの要素が複雑なため、うまく機能するデッキを組もうとするとかなり難易度が高いが、それだけに作戦がハマったときの喜びは大きく、カードゲーム本来の楽しみを味わえる作品であると感じた。
CBTではフリーマッチしかプレイできなかったが、公式サイトによるとストーリーバトルやランキングマッチも実装予定ということなので、そちらも楽しみだ。
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