Escape【ゲームレビュー】

畑野とまと
2015年07月31日

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Ketchapp開発の『Escape』は、ロケットを操作して障害物を回避してゴールを目指す、シンプル操作で単純ルールの横スクロールアクションゲーム。ロケットは、重力による下降、画面タッチによる上昇と、たった2つの動作でさまざまな障害物を回避していく。

シンプルながら、激ムズのロケット操作にハマること間違いなし

独特な操作感覚をつかめば誰にでも簡単に楽しめる本作だが、ステージが進むにつれて奥深く難解な本性をのぞかせる。同種のアクションゲームと違って最初から難易度が高めになっていて、ちょっとした油断で墜落してしまうのがポイント。ステージが進むとロケットの幅ギリギリの場所を通り抜ける場面も出てきて、さらに難易度が上がっていく。

こちらは冒頭の打ち上げシーン。まずは15人のクルーが乗り込んで、破滅の危機から脱出するためのロケットが飛び立つ

シンプル操作とパズル的な要素で知らないうちにハマッていく

あまりにも操作が簡単で、最初は戸惑うかもしれない。できることは、基本的にロケットの上昇だけ。放っておけば勝手に墜ちていく。ロケットは非常にもろくて、障害物に少しでも触れると大破してしまう。さらに、コンティニューはステージの最初から。飛行中に地上にいる人間を救出しながら、とても遠くて見えないゴールを目指していこう。

まずは画面タッチでロケットを上昇させ、障害物との接触や墜落を回避して先に進んでいこう。そして、白いラインを超えると次のステージがスタートする

なお操作が簡単すぎるためにチュートリアルはなく、スタート時にタッチでロケットが上昇する操作が表示されるだけとなっている。

本編とデイリーチャレンジの２つのモードが楽しめる

こちらはゲーム開始時のメニュー。最初から始める、前回終了地点からコンティニュー、デイリーチャレンジの3つが選択できる。

メインモードとデイリーチャレンジは内容がまったく異なるので、気分に合わせて楽しもう

デイリーチャレンジでは毎日違うコースが出現。こちらは、到達できたステージ数を競うモードとなっている

ロケットが墜落すると、コンティニューメニューに切り替わる。左上は救出できた人数で、右上は墜落回数。右側の大きなアイコンでゲーム再開となる。また、このメニューから広告の非表示設定や、ステージのスキップなどが行える。

大事なのは救助人数だが、やっぱり墜落回数が気になってしまう！

画面をタッチするだけなので通勤中などもプレイできる

1つ1つのステージは短く、操作もタッチだけなので、片手でも十分にプレイ可能。また、失敗してもすぐにステージを最初からやり直せるので、プレイを進めていくのにストレスがないのがうれしい。アプリを立ち上げ直すと前回プレイしたステージから再開できるので、通勤通学時の電車の中などのちょっとした時間にも手軽に楽しめるはずだ。

墜落を避けるためのコツを伝授！

ゲームの目的は、より多くの人間を連れて脱出すること。人間がいる場所にロケットを接近させれば、トラクタービームによって回収・救出することができる。ただし、人間のいる地面に接近すると、障害物に接触してしまうリスクもアップ！困難な状況では、救出をあきらめて先に進むことを優先しなければならないかもしれない。

こちらは発見した人たちを救出するシーン。できるだけ細かいタッチでロケットの飛行を安定させ、障害物に当たらないようにしよう

ロケットには物理的な慣性が働いているので、急な方向転換などは難しい。下降や上昇は、継続すればするほど移動のスピードが上がるので、狭い隙間の通り抜ける場合などは下降と上昇のタイミングで微妙なさじ加減が必要になる。

気軽に遊べる分だけハマリすぎに注意！

本作はiOSとAndroidの両方に対応しているが、どちらも操作性などを含めて内容はほぼ同じ

今回のプレイでは1000回以上ロケットを墜落させてしまったが、ついにゴールにたどり着くことはできなかった。シンプル操作かつ単純なルールなので、とても気軽に遊べる反面、かなりの集中力が必要だ。気が付くと、プレイに没頭してしまっていたことも。一定回数以上墜落すると広告が出現するので、ハマっている時には多少うるさく感じてしまうかもしれない。気になる方は課金して広告を消すのがおすすめ。

さらに、メニューから世界中のプレイヤーの成績が確認できるので、全体の中で自分の到達状況を確認してみるのもおもしろい。ハマリすぎてイライラしてしまうこともあるが、やり込み派のあなたにおすすめしたい1本だ。