ミニチュア感あふれるレース&バトルゲーム
『Micro Machines』は、ミニカーほどの小さいマシンを操作し、アイテムを駆使して2~4人で争うレース&バトルゲーム。
レースやバトルの舞台となるのは、文房具やおもちゃなどが転がったテーブルの上。ミクロな世界で白熱した争いが繰り広げられる
本作でライバルとなるのは、近くにいる友人や世界中のプレイヤーたちだ。
シングルプレイのように個人で楽しむモードはいっさいなく、すべてのモードが「マルチプレイヤー」によるものとなる。いわゆるルームを使ったWi-FiやBluetoothの通信対戦にも対応
どれもが熱中できる3つのゲームモード
本作で遊べるのは「レース」「バトル」「勝ち抜きレース」の3つのモードとなっている。
最大10種類にもなるコースで順位を競うレースモード。スピードとテクニックだけでなく、いかにアイテムを駆使してライバルを妨害できるかもポイントとなる
制限時間内にどれだけ相手を破壊できたかを競うバトルモード。自機がやられてしまうとポイントが下がってしまう
マシンが画面外に出ないように維持するサバイバルの勝ち抜きレースモード。マシン同士のぶつかり合いが激しくなりやすく、バトルモードに近い競争を楽しめる
マシンの操作は、画面左右の矢印ボタンでハンドリング。アイテムアイコンのタップでアイテムを使用するだけの、誰でも簡単にできるものだ。
設定から左手でハンドリング、右手でアイテム使用する「プロ」という操作方法に変更も可能
いずれのモードでも共通して登場するアイテムは、ほかのプレイヤーを攻撃して妨害する銃や自機につけて加速するロケットなどさまざま。
後続のプレイヤーを狙う地雷のようなアイテムも。バトルでは自分のじゃまにもなるので注意だ
モードにかかわらず、マシンにはゲージで示された「体力」があり、衝突や攻撃で0になるとバラバラになってしまう。しかし、破壊されても一定時間が経過するとピカピカの新品となって、その場からリスタートできる
某有名カートゲームのような駆け引きができ、どのモードも非常に熱中できるものに仕上がっている。
プレイヤーの手にしたアイテムはマシンの上に積まれていく。そのため、相手がどんなアイテムを持っているかも一目瞭然だ
走るコースは調味料やクリップ、定規などで囲われているが、場所によってはコース外へ落下してしまうこともある。
レース中の落下は大きなタイムロス。バトルと勝ち抜きレースでは減点につながる。アイテムはなくならないので、その点は安心(?)だ
マシンの豊富なバリエーション
操作可能なマシンはタクシーやロンドンバス、ホバークラフトに戦車など、全部で63種類も用意されている。
最初から使えるのは、クラス1からランダムで選ばれた2台。残りのマシンは、さまざまなパーツがランダムに封入された「パック」を購入して組み立てることで、少しずつ使用可能となっていく。
マシンのクラスは1~14まであり、クラスをアンロックすればするほどいい性能のマシンが登場する。さらにレースやバトルのコースもアンロックされていく
パックの開封は自分の指でスワイプして行う。リアル感があふれる粋な演出だ
開封し終えると、ポロポロっと合計5つほどのパーツや箱が飛び出す
このような手順で、そのマシンに必要なパーツを集めていき、4つほどに分かれた状態から組み上げを完了すると使用可能な状態になる。
作成シーンは、ワクワク感がたまらない演出が盛り込まれている。パーツを組み立てて、最後にネジで固定すれば完成!
スパナでパワーアップ!
作り上げたマシンは、各モードで得られるコインと、一定の時間で自動回復していくスパナを使って、よりレースやバトルで活躍できるよう改良することができる。
「スピード」「ハンドリング」「ダメージ」「体力」の4項目を好きなように強化できる。マシンによって限界はあるので、その点には注意しよう
さらに、大量のコインを使って強力な「モッド」を装備することも可能だ。
モッドの効果はマシンによって違い、最大5つ装備できる。装備箇所ごとに選べるモッドは2種類あり、自分好みのほうを選択して強化できる
スキンでより遊びやすく
変更するとマシンのデザインがガラリと変わるだけでなく、マシン名も変わり、各モードの報酬も増える「スキン」。これをフルに活用して自分好みのマシンに仕上げていこう。
スキンはパックで引き当てたり、特定のパックを購入したりすることで獲得できる
今回獲得できた「ベーグルバーガーバン」は、獲得コインを5%アップさせる効果があった。ゲットできればより効率よくマシンを強化できる
ちょっとした合間に世界戦!
一度のプレイにかかる時間は3分程度。すでに海外には多くのプレイヤーがいるようで、マッチング完了までに掛かる待機時間もほとんどなかった。
マッチング中は、ドット絵で描かれたひょうきんなキャラクターがネタっぽいセリフをつぶやき続ける
そのため、ほんのした合間に気軽に世界のプレイヤーと争うことが可能だ。対人戦が好きな方には、もってこいのスマホゲームといえる。
グラフィックの作り込みもすごく、絵の具を通った後にはタイヤ痕が残るといった細部にこだわった演出も見受けられた
また、マッチング相手やリーダーボード(1週間で切り替わる順位表)で争う相手は、自分と同じような進行度のプレイヤーだ。暇なときにだけゲームを楽しみたいライトユーザーにも、やさしいゲーム設計となっている。
リーダーボードで入賞すれば、名前の下に付けられるバナーなどの賞品がもらえる。入賞ラインもかなり低めな設定だった
BGMやエンジン音、アイテム使用時など効果音も非常によくできていて、少しでも気になった方には一度はプレイしてみてほしい作品だ。
ちなみに、今回はマルチプレイのためにさまざまな機種に本作をインストールすることになったが、iPhone 5sおよびiPhone 6では言語選択で日本語が選べないというトラブルに遭遇した。
英語でもプレイにはほとんど問題ないが、そのような不具合が起きていることも把握したうえでプレイに臨んでみてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6s
- OSのバージョン:iOS 9.3.1
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.1.0
- 課金総額:0円
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