サイコロとカードを操って勝利を目指すボードゲーム
本作のベースとなった『街コロ』とは、家庭用ゲームソフトやアナログゲーム、玩具を企画・開発するグランディングによる大ヒットアナログボードゲーム。
世界各国に翻訳され、累計30万個以上も販売された実績を誇る人気作だ。
本作『街コロマッチ』は、その『街コロ』にキャラクターや施設の育成、通信対戦などのスマホゲームならではの要素をミックスさせたゲーム性が特徴となっている。
Aiming、グランディング、電通の3社共同のプロジェクトとして開発が進められ、『少年ジャンプ+』でのコミック連載も決定しているなど、ゲーム外でもその世界観を楽しむことができる。
サイコロの出目だけではなく思考が問われる勝負
バトルに勝つ条件は、指定された施設「ランドマーク」を建てるというごく単純なもの。
しかし、そこに至るまでの道のりに、サイコロの運やキャラクター・施設のカード選択、配置場所などの多数の要素が絡み合い、どこからでも逆転の可能性が生まれるように設計されている。
本作におけるターン制のバトルは、以下の流れで進んでいく。
- デッキから手札を1枚補充し、サイコロを振る
- 出た目のマスから縦1列の施設の効果が発動
- 手札から施設を1枚建設する(建設しないことも可能)
- 相手のターンへ
これを繰り返して資金を増やしながら、最も早くランドマークを建設すれば勝利となる。
バトルで使用する施設カードは、大きく分けて自然、商工、飲食、娯楽の4種類。それぞれ効果の系統が異なっている。
これらの施設カードをどのようにデッキに組み込み、場に設置するかが重要で、それによって運の要素を限りなく減らすことが可能だ。
自分の施設が3つ以上隣接すると、それらからの収入がアップするというコンボが発生。
これにより、1ターンでより多くのコインを獲得でき、一気にランドマークの建設に近づくことができる。
逆に、相手の施設が3つ以上つながった場合も、当然ながらそれらの施設の効果がアップする。施設の上書きを利用して分断するなど、それなりの対策が必要になるだろう。
なお、ほかのプレイヤーが建てた施設の上書きは、そこにある施設の2倍のコストを追加で支払うことで可能になる。
また、サイコロを振る前には、手札のキャラクターカードを1枚使用でき、施設の収入アップや手札を増やすなどの効果を発動できる。
サイコロの目は狙って出すことも可能!
サイコロを振る際、数字が書かれたラインの上を左右に移動するゲージを、出したい出目の数字で止めることで、その出目を出しやすくすることが可能だ。
必ずしもその出目になるわけではないので過度な期待は禁物だが、狙った出目で大量のコインを獲得する瞬間は、かなり気持ちがいい! 積極的に狙っていこう。
施設の強化でバトルを有利に
アナログゲームにはないスマホゲームならではの要素として、施設の育成が挙げられる。
施設の入手は、ストーリーバトルのクリアやガチャなど多岐にわたり、多彩なデッキ編成を行うことができるのだが、そこに育成という要素が加わることで、自分だけのデッキを作ることができるのだ。
さらに、キャラクターカードやどこでもできる通信対戦、チャットなど、他にもスマホならではの要素が盛りだくさんとなっている。
豊富な対戦モードでプレイスタイルを選ばず楽しめる
最初にプレイすることになるストーリーモードは、CPUと戦う1人用のモード。約100話のストーリーが実装されている模様で、自分のペースでじっくりと遊ぶことができる。
しかし、本作の魅力はなんといっても白熱の対戦バトル。オンライン対戦で全国のプレイヤーと戦うことも可能だ。
ほかにも、豪華報酬の獲得を目指すランキングバトルや、気軽に戦えるフリーバトルがあり、それぞれ1対1もしくは2対2のチーム戦かを選択することができる。
1人でじっくりストーリーモードを遊んだり、ランキングバトルで上位を目指す、友だちと2対2の対戦を楽しむなど、いろいろなプレイスタイルで遊ぶことができるゲームとなっている。
難しいアクションや複雑なルールなどは一切なく、ちょっとした戦略の駆け引きと運の良しあしを手軽に楽しめる良作だ。
ちなみに、『少年ジャンプ+』での連載は今夏開始予定。現在は、読み切りの第0話が掲載されている。
今すぐゲームを始めると、コインやダイヤのほかに、吉崎観音さんによる描き下ろしのキャラクターカードがも
- 使用した端末機種:iPhone 6s Plus
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:約2時間半
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
(C) 街コロマッチ!製作委員会