手軽さを追求したアクションMMORPG
本作は多人数によるリアルタイムバトルや、豊富なコンテンツ、育成の自由度などを兼ね備えた本格的なMMORPG。
そういったスケールの大きさを持つ一方で、手軽にプレイしやすいような工夫が随所にちりばめられている。
PC向けのボリュームあるオンラインゲームを、スマホで違和感なく楽しめる作品だ。
プレイヤーは、悪の魂によって呪われてしまった大地を救うべく、広大な世界をめぐる。四神のような幻獣も登場する中華風ファンタジーといった世界観だ
まずは、いわゆるジョブを選択する。キャラクターは1アカウントにつき4体まで作成可能なので、気軽に選んでしまおう
ジョブの特徴
- 奕剣(やくけん):攻撃重視の近距離剣士。最前線で攻撃を担うアタッカー
- 八荒(やつこう):攻防バランスの取れた槍の使い手。複数の敵を同時に攻撃できるスキルが多い
- 太清(たいせい):遠距離から広範囲を射程に収める魔導士。敵を妨害できるスキルも持っている
ジョブ以外に、名前(重複不可)、性別、所属国などを選択する。
国によって物語が変わることはないが、もう一方の国とは敵対関係になる。友だちといっしょにプレイする場合は注意だ。
「我が天命に帰す」を選択すると、国家が選べない代わりに特別ボーナスがもらえる。こだわりがない方はこちらを選んでみよう
ゲーム画面は上から見下ろすようなクォータビュー形式。視点の移動はできない。
アイコンは多いが、クエスト表示やメニューは収納が可能なので、特に見づらさなどは感じなかった。
操作はバーチャルパッドを使用。左半分が移動操作、右半分が通常攻撃やスキルの操作になる。ターゲット機能などは見受けられず、近くの敵を自動で狙うようになっている
本作にはオートで攻撃や移動、スキル発動を行ってくれる機能も搭載されている。
周囲に出現する敵を自動で攻撃してくれるので、片手間でのプレイも可能だ。
オート中もプレイヤーによる操作の介入は可能。基本的にひたすら攻撃し続けるだけなので、ボス戦の移動操作は自分で行った方が安全だ
また、範囲攻撃が可視化されている(いわゆる赤床)のも、本格的なMMORPGらしい特徴の1つ。
ボスなどの強力な一撃が来る合図となっているので、闇雲に攻撃を続けるだけでは勝てないところが面白い。
広範囲の攻撃が多いので、すぐに範囲外へ逃れよう。遠距離攻撃の太清は、こういうときも攻撃し続けられるので便利だ
中華風の美しく壮大な世界を駆け回る
さまざまなクエストをこなしながら世界を駆け回っていくのが、基本的なゲームの流れ。
3Dグラフィックで描かれた美しい世界や、物語中には随所でムービーが用意されているので、目でも楽しむことができる。
古代の中国をほうふつとさせる壮大なフィールドが特徴。こちらの画像にはあまり映っていないが、街はほかのプレイヤーであふれかえっている
気合が入った美しいムービーが多い。ボスの登場シーンなどはかなりの迫力だ
クエストでは、依頼主のNPCから依頼を受け、フィールドやダンジョンでモンスターを討伐したり、アイテムを見つけたりしていく。
徒歩で移動するほかにエリアジャンプ機能なども充実しているので、依頼をサクサクこなすことが可能だ。
画面左のクエストメニューの表示をタップすると、自動で目的の場所へ移動してくれる。こうした定番機能もきちんと搭載されている
フィールド間の移動はポータル(陣)で、エリア間の大移動はテレポートで行う。長い距離を徒歩で移動するような必要はない
モンスター討伐もすべてオートで達成可能
たとえば「〇〇を△△匹倒せ」といったクエストを、すべてオートでこなせるのが本作の特徴。
クエストメニューを押すだけで対象の敵が出現する場所に移動してくれることはもちろん、自動で戦ってくれる。
これのおかげで、画面を見なくてもクエストが終わっているといったことも可能なのが魅力のひとつだ。
出現場所まで自動で移動してくれる機能はよくあるが、討伐までしてくれるものはあまり見たことがない。スマホユーザーに合わせ、手軽さにかなり気を配っている印象だ
敵国とのリアルタイムバトルを楽しもう
キャラクター作成時に選択する2つの所属国、「蔡(さい)」と「楚(そ)」は、互いに敵対し合っているという設定。
スケールも大きく、大人数がリアルタイムで対戦を行うコンテンツもいくつか存在するので、熱く緊張感のあるバトルを楽しもう。
「進撃の戦場」というコンテンツでは、戦場で旗を奪い合う。敵陣に切り込むか、自陣を守るか、戦況を見通す判断力が問われることに
今回はプレイできなかったが、「国戦」という国全体で戦うコンテンツも毎週開催される。最大500対500という、とんでもないスケールのリアルタイムバトルができるようだ
敵国で辻斬りも可能!?
実は本作、敵国プレイヤーに対してはPKのような概念はなく、たとえばフィールドで遭遇すると、普通に攻撃、討伐することができ、ペナルティなどもない。
敵国で人斬りになる……なんていう楽しみ方もできるかもしれない。
名前が赤いのが敵国のプレイヤー。ポータル周辺の安全地帯から出ると、意図しなくても、自分の攻撃が相手に当たってしまう。トラブルなどには注意しよう
多彩なコンテンツを駆使した育成は自由度高し
敵国との戦い以外にも、用意されたコンテンツが非常に豊富な本作。
それぞれ、多かれ少なかれキャラクター育成につながっている。
強化素材などの入手場所がきちんとすみ分けされていることもあり、自分の強化したいところから自由に成長させられるのが魅力だ。
主なコンテンツ
- 秘術:キャラクターのスキルレベルを上げることができる
- 強化:装備の強化要素。「ダイヤ」「強魂」「練成」などがある
- 溶練:装備を消費して新たな装備を作り出す
- 幻獣:乗ることができる生き物。移動速度をはじめ、多くのステータスが上昇する
- サモン:キャラクターと一緒に戦ってくれる生き物。ステータスが上がるほか、固有のスキルも持っている
- 試練:ダンジョンやボスを倒していくコンテンツ。強化用の素材が入手できる
- 座:いわゆるギルド。ギルドとして挑むダンジョンや、固有のショップなどがある
「強魂」は、攻撃力や防御力などを数%上昇させるという強力なもの。装着すると格好いいエフェクトをまとうようになり、全部位に装着する羽が生える……らしい
勇ましい「幻獣」やかわいい「サモン」は、ペットとして愛でる楽しみもある。レアなものを入手して自慢しよう
数あるコンテンツの中でも「試練」は、各強化要素の素材がドロップするためかなり重要。
試練も10ほどあり、ドロップするものも表示されているので、強化したいものを自分で選択してみよう。
主な試練
- ただの試練:各地のダンジョンに挑戦するもの。クリアタイムなどで報酬が変わる
- 宝の秘境:EXP、ゴールド(ゲーム内通貨)、強化石などが入手できるダンジョン
- サモン秘境:サモン関連の素材が入手できるダンジョン
- 進撃の戦場:敵国とのリアルタイムバトルを行う。功績を上げることで、キャラクターのランクを上げることができる
- チームで挑戦:チームを組むことで挑戦できるダンジョン。強魂の素などが入手できる
- 天王山:他のプレイヤーと1体1のバトルを行う(非同期)。「いくさ魂」というポイントが入手でき、アイテムと交換できる
- 軍資護送:敵国で資材を特定の場所まで護衛するクエスト。練成に必要な虹石やダイヤなどが入手できる
- 敵営焼却:敵陣に潜入し火を放つクエスト。虹石やダイヤなどが入手できる
- セミボス:各地で定期的にポップするボスを討伐するもの。強力な装備などが入手できる
- ウィークイベント:特定の曜日にのみ開催されるイベント。「天魔降臨」「討魔の試練」「国戦」などがある
「天王山」では、相手の戦闘力が確認可能。勝てそうな相手と戦うことも重要だ
各地に出現するボスは非常にタフなので、みんなでたたいていく。どうやらトドメをさした人がドロップアイテムをもらえるようなので、ぜひ狙ってみよう
手のひらの上でMMORPGを楽しむ時代が来た!
オートプレイ中にプレイヤーが介入でき、片手でプレイできたり、プレイ中に端末をスリープさせても復帰可能だったりと、スマホで遊ぶことを想定された作りとなっている本作。
とにかくスマホユーザーに向けて、遊びやすいものを提供しようという姿勢を感じとることができる。
遊びやすさがあることに加え、内容自体はPCとそん色ないものが盛り込まれているところも評価したい。
MMORPGを手のひらの上で遊ぶ、そんな時代の到来を感じる完成度の高い作品である。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:iOS 9.0.1
- プレイ時間:約7時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.2
- 課金総額:0円
(c) 2016 Snail Games Inc.