BTOOOM!オンライン【ゲームレビュー】

「コミック@バンチ」にて連載中の人気漫画『BTOOOM!』のスマホゲームが配信開始! BIM(爆弾)を使ったバトルは、原作以上の迫力に!? 本格FPSのような本気の対人戦を楽しみたい人にぴったりのステルスボンバーアクションゲームを紹介していこう。

超高性能爆弾を使った最先端のかくれんぼバトル!

『BTOOOM!オンライン』は、大人気バトルロイヤル漫画『BTOOOM!(ブトゥーム!)』の世界観をそのまま体験できる、オンライン対戦型のアクションゲームだ。

プレイヤーは、「BIM(ビム)」と呼ばれる特殊な爆弾を使って対戦相手を攻撃しながら、3分間のバトルで「チップ」を奪い合っていく。

ゲームの雰囲気や操作感は、障害物に隠れながら敵プレイヤーを倒していく「FPS」に似ている。ただし、使える武器は爆弾だけというのが、本作の面白いところ

キャラクターの見た目や服装は、自分でカスタマイズできる。原作キャラクターのコスチュームもあるので、そっくりな見た目にすることもできる

ゲームの進行役である鷹嘴(たかのはし)は、16連射の人でおなじみの「高橋名人」がモデルになっていて、なんとゲーム中のボイスも高橋名人本人が担当している

フィールドに落ちているアイテムを組み合わせて爆弾を作ろう

プレイヤーの武器となるBIMには、「クラッカー」「タイマー」「ホーミング」「フレイム」「設置」の5種類のタイプがある。

ただし、バトル開始時に使えるのは、いわゆる時限式爆弾の「タイマー」のみ。

残りの爆弾は、バトルフィールドに落ちている「素材アイテム」を組み合わせて作らないといけないため、自分の得意な爆弾だけを使って戦うことは難しくなっている。

例えば「フレイム」は、その名のとおり巨大な炎を発生させる爆弾だ。この爆弾を投げると、一定時間だけそのエリアが炎に包まれて、その場にいるプレイヤーにダメージを与える

バトルフィールドには、至る所に爆弾を作るためのアイテムが落ちている。どの爆弾の材料が落ちているかはランダムなので、すべての爆弾をしっかりと使いこなせないと勝利は難しいだろう

それぞれの爆弾の性能や基本的な使い方は、OBTの先行プレイ記事で詳しく紹介しているので、ぜひそちらもご覧いただきたい。

最大8人が同時に参加できるバトルロイヤル

『BTOOOM!オンライン』のバトルモードは、最大8人のプレイヤーが同じフィールドで戦う「バトルロイヤル形式」のPvPだ。

バトルロイヤルということで、周りのプレイヤーは全員が敵! そのため、チーム戦が多いFPS系のゲームにはない緊張感がある。

バトルを開始すると、自動的にほかのプレイヤーとのマッチングが行なわれる。リリース直後ということもあり、ほとんど待ち時間なしで対戦相手が集まっていた

勝利条件は「相手よりも多くのチップを集める」こと。制限時間は3分間だが、プレイヤーの誰かが6枚のチップを集めた時点でゲームは終了する。

相手を倒すと、持っているチップを1枚奪える。ほかにも、フィールドに落ちている物資から手に入れたり、バトルで入手したポイントを使ってチップを作ったりすることもできる

ボタンの数は多めだが、基本操作は一般的なスマホのアクションゲームとそれほど変わらない。画面右側のバーチャルパッドによる視点移動が、慣れないうちは難しく感じるだろうか

設定でカメラの速度を変更しよう!

初めてのプレイで手こずったのが、スムーズな視点の切り替えだ。いきなり後ろから爆弾が飛んできたときに、焦ってうまく振り返れないことも。

カメラの移動速度(感度)は、設定から細かく変更できるので、対戦に行く前に「練習モード」で調整しておくことをおすすめする。

カメラの速度を上げると、右のバーチャルパッドですばやく視点を切り替えられるようになる。筆者は、左右の速度を「4」から「8」に変更してプレイ中だ

ソナーを使って隠れた敵を発見!

基本操作以外にも、周りにいるプレイヤーの気配を察知する「ソナー」や、相手のソナーから身を隠せる「ステルス」といった特徴的なシステムもある。

壁に隠れるだけでは相手から逃げ切れない、予想外な展開のバトルが楽しめるのも、本作の魅力といえるだろう。

ソナーを使うと、壁の向こうにいる相手の位置も簡単に特定できる。ただし、相手がひっそりと身を潜めてステルス状態になっているとソナーに反応しないので、注意しよう

選べる3つのスタイルによってキャラ性能が大きく変化

プレイヤーが操作するキャラクターには、「ウォーカー」「ファインダー」「トラッカー」という3つのスタイル(バトルタイプ)がある。

スタイルによって「装備できるスキルの種類」が変化し、それぞれの特徴に合ったスキルを使えるようになる。

スキルは、バトルの勝利報酬などで入手できる。各スキルには上下左右のどこかにプラグがあり、真ん中にある「電源ユニット(150wと書いてあるもの)」とつながるように配置しないと効果が発揮されない

アクティブスキルをセットすると、バトル中に特別なスキルを発動できる。一度使ったスキルは、一定時間が経過すると再度使えるようになる

各スタイルの特徴は以下のとおり。まずは自分のプレイスタイルに合ったものを選択してみよう。

機動力重視:ウォーカー

移動速度やスタミナの最大値アップなど、機動力に関する能力が高くなる。

スタミナが上がると、ダッシュや回避などのアクションがしやすくなる。

索敵能力重視:ファインダー

レーダーの範囲が広くなるなど、敵を見つける能力が高くなる。

隠れている素材を発見できる特別なスキルもある。

かくれんぼの達人:トラッカー

気配をすばやく消せるなど、敵を回避する能力が高くなる。

隠れながら戦うか、奇襲をかけるか、どちらの戦い方もOKだ。

スタイルは、バトルが開始する直前に選択できる。ほかのプレイヤーがどのスタイルを選んだかは、全員がスタイルを決定するまでわからなくなっている

ランクアップで新たなスキルを開放! 最強プレイヤーを目指せ

各プレイヤーには、バトルの勝敗によって変動する「BP(ブトゥームポイント)」があり、このBPによって、強さのランク分けがされるようになっている。

プレイヤーのランクが上がると、新しいスキルが使えるようになり、より戦術の幅が広がっていく……のだが、今回のプレイでは残念ながらランクは上げられなかった。

「STAGE」というのがプレイヤーのランクだ。対戦相手には、同じSTAGEのプレイヤーが優先して選ばれるため、最初はまったりと初心者同士で戦ってみよう

バトルの順位が高いほど、BPが上がりやすい。また、上位入賞のプレイヤーは、特別報酬としてスキルなどが入手できる「ケース」を獲得できる

手に入れたケースは、時間経過で中身を獲得できる。最大で4つまで持てるので、この枠を埋めるのを目標にプレイするのがよさそうだ

プレイヤーの操作テクニックがかなり重要になるため、得意不得意が分かれそうなゲームではあるが、こっそりチップを集めて敵と戦わずして勝つこともできる。

今なら漫画の主人公「坂本」のコスチューム一式や、ほかにも豪華な特典が盛りだくさん。原作ファンだけでなく、対戦ゲームが好き人はぜひ『BTOOOM!オンライン』で爆弾を投げまくろう!

  • 使用した端末機種:iPhone 5s
  • OSのバージョン:iOS 10.2
  • プレイ時間:約3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
  • 課金総額:0円

(C) 井上淳哉/新潮社・「BTOOOM!」製作委員会
(C) ASOBIMO,Inc. All rights reserved.