地形の生成がキーポイント!
「メシーカ 覚醒する大地」(以下、メシーカ)のコンセプトの1つは「地形」ということで、追加されたカードも、地形に関連する能力を持ったものが非常に多い。
スムーズにコンボを決めていくためには、デッキに地形を生成できるカードを組み込んでおくのがいいだろう。
またガーディアンも、地形生成タイプの評価が上がっていくと思われる。
今まで地形をまったく使っていなかったという人も、今回紹介するカードを使って、メシーカの環境に少しずつ慣れていこう。
オリンポス
オリンポスには「海洋」マスだと「速攻」が付与されるユニットが多いので、地形の扱いも慣れている人がほとんどだろう。新ユニットにも、すんなりなじめるはずだ。
注目すべきは、海洋にいるすべての自ユニットのATKをアップできる「海母神 テティス」だ。
「アテナイの海兵」「海馬 ヒッポキャンパス」がさらに強化されると考えると、恐ろしい能力である。
注目カード1:海母神 テティス
- 必要マナ:3
- タイプ:神
- ATK:1
- HP:3
海洋マスにいると速攻を持つのに加え、攻撃時には、海洋にいる全自ユニットのATKを+1できる。
自身のATKは低いものの、3マナで序盤から出せる点、ATKアップの効果が永続という点を考慮すると、すさまじい性能だ。
使い方としては、上でも述べているように「アテナイの海兵」「海馬 ヒッポキャンパス」と組み合わせ、いっしょに速攻を仕掛けていくのが強力。
「海母神 テティス」自身はなるべく長く生存させたいので、後列に配置しよう。下の「スキュラの戦魚」を前に置き、盾として使うといいだろう。
注目カード2:スキュラの戦魚
- 必要マナ:3
- タイプ:なし
- ATK:2
- HP:2
ステータス的には平凡だが、破壊されたときに相手ガーディアンに対して2ダメージ与えることができる。
「殺人魚 キラーフィッシュ」とは真逆の能力で、オリンポスでは貴重な、破壊されたときに効果を発揮するトラップ型のユニットである。
その特性から、相手は破壊をためらうはずなので、前列に配置して破壊されたくないユニットを守っていく使い方がメインとなる。
相手のライフが少ないなら、あえて特攻して2ライフ削るといった使い方も考えられるだろう。
注目カード3:海渦 カリュブディス
- 必要マナ:5
- タイプ:なし
- ATK:2
- HP:4
以前の記事でも紹介しているが、相手のフィールドに海洋マスを生成するという、オリンポスにおいては異色のユニットである。
実際に使ってみたところ、テキストの並びのとおりに
- 海洋マスの生成
- 海洋マスにいる相手ユニットにダメージ
の順番で発動するため、ダメージ効果が不発になることは少なかった。対象はランダムなものの、3ダメージ与えられるのは強力である。
また、オリンポス以外だと海洋マスの意味がないので、擬似的な相手の地形破壊カードとしても使っていける。
オリンポス メシーカ版デッキ例
ガーディアン:ハデス(ポセイドンでもOK)
- アテナイの海兵×2
- 海精 オケアニド×2
- アンピトリテのイルカ×2
- 魔蝸牛 デーモンスネイル×2
- メシーカの紋豹戦士×2
- 海侵神 アンピトリテ×2
- 海母神 テティス×2
- 海馬 ヒッポキャンパス×2
- スキュラの戦魚×2
- テーバイの重装投槍兵×2
- 海渦 カリュブディス×2
- 航海長 イアソン×2
- 黄穀神 チコメコアトル×2
- 紋豹神 テスカトリポカ×2
- 羽蛇神 ケツァルコアトル×2
新カードを大量に盛り込んだデッキ。海洋の生成カードが少ないので、「ポセイドンの贈物」や「ポセイドンの洪水」を組み込んでもOK。
基本的には従来のセオリーどおり、海洋を生成しつつ速攻を仕掛けていくが、「黄穀神 チコメコアトル」「紋豹神 テスカトリポカ」での耐久戦もある程度は可能。
「海母神 テティス」はレジェンダリーなので入手が難しいが、火力の底上げになるのでぜひ組み込んでおきたい。
ルクソール
以前はスペルによる攻撃がメインだったが、強力なユニットカードが追加され、ユニットでの直接戦闘もこなせるようになった。
苦手なオリンポス、イズモに対してもだいぶ戦いやすくなっているだろう。
「砂漠」に関連するカードが多いため、砂漠マスの生成手段を整えておきたい。
注目カード1:地砂神 ゲブ
- 必要マナ:3
- タイプ:神
- ATK:1
- HP:2
ステータス的には低いのだが、スペル使用時に「ソベクの尖兵」を砂漠のマスに召喚してくれる。
「ソベクの尖兵」は砂漠マスだとATK2/HP3になるため、複数出すことができれば非常に強力だ。
下の「ソベクの助勢」と組み合わせて使えば、自分の場を「ソベクの尖兵」で埋めつくす……ということも可能である。
注目カード2:ソベクの助勢
- 必要マナ:3
自分の場1マスを砂漠にしつつ、そこに「ソベクの尖兵」を召喚できる。
「ソベクの尖兵」がそもそも3マナ必要なのに対し、このカードは同じコストで砂漠の生成までできてしまう。
ユニットの召喚と地形の生成が同時にできるため、メシーカ環境では欠かせないカードになるだろう。
注目カード3:測定神 セシャト
- 必要マナ:4
- タイプ:神
- ATK:2
- HP:2
召喚時にスペルカードを引くことができ、引いたカードのコストの半分だけ、相手ユニットからドレインする効果を持つ。
サーチ・攻撃・回復と、いちどに3つもの役割を果たせる驚異的なユニットで、メシーカ環境ではルクソールの必須カードとなりそうだ。
エピックなので比較的入手しやすく、マナのかけら500個で生成できるのもありがたい。ルクソールメインでまだデッキに加えていない人は、すぐに生成しておこう。
ルクソール メシーカ版デッキ例
ガーディアン:オシリス
- メシーカの紋豹戦士×2
- 統一王 メネス×2
- メンネフェルの踊り子×2
- アシュの砂嵐×2
- エルフの地術士×2
- 地砂神 ゲブ×2
- ソベクの助勢×2
- ピラミッドの瘴気×2
- 紋豹 ウォッチジャガー×2
- 測定神 セシャト×2
- レシェフの疫病×2
- 冥獣 アメミット×2
- セクメトの殺戮×2
- ファラオマスクの呪い×2
- 羽蛇神 ケツァルコアトル×2
手薄な低コスト帯のユニットを、メシーカのニュートラルカードで補った形。
「メシーカの紋豹戦士」「紋豹 ウォッチジャガー」は地形との相性がいいので、砂漠マスをどんどん生成していこう。
従来のスペルによる攻撃に加えて、「ソベクの尖兵」による物量作戦も可能になったため、さまざまな相手と渡り合えるはずだ。
アスガルド
以前から強いとされていたアスガルドには、「氷河」の関連カードとバイキング系のユニットカードが追加。
バイキングにはサーチ系のカードもあるので、まとめてデッキに追加しておくといいだろう。
今回は、氷河に関連するカードを中心に紹介していく。
注目カード1:エインヘリヤルの召致
- 必要マナ:2
ルクソールの「ソベクの助勢」と同じく、地形を生成しつつユニットも召喚できる便利なスペルカード。
これ単体だとそこまでの効果はないが、アスガルドは氷河で強化されるカードがかなり多いため、潜在的なメリットは大きい。
下で紹介している「氷地神 ヨルズ」も活かしやすくなるので、マナが少しでも余っていたら氷河マスを生成しておくこと。
注目カード2:氷地神 ヨルズ
- 必要マナ:7
- タイプ:神
- ATK:2
- HP:7
7コストでATK2と、攻撃面では控えめだが、HPが7とかなり高い。
さらに、「護衛」とターン開始時にHPを回復する能力を持っているため、壁役として非常に強力な存在だ。
使い方としては、「百戦神 テュール」と同じ横列に並べておくのがシンプルに強い。
「百戦神 テュール」はなるべく長く場に残ってほしいので、「氷地神 ヨルズ」で護衛することで恐ろしい効果を発揮できる。
注目カード3:焔巨人 スルト
- 必要マナ:8
- タイプ:なし
- ATK:5
- HP:5
高めのステータスに加えて、召喚時に地形にいる相手ユニット1体に6ダメージを与える能力を持つ。
同時に地形の破壊もできるので、メシーカ環境における地形のアンチカードとして役立つだろう。
地形戦においては大きなメリットを持つユニットなので、ぜひ入れておきたい。
アスガルド メシーカ版デッキ例
ガーディアン:フレイヤ(ロキでもOK)
- ドワーフの氷屋×2
- メシーカの紋豹戦士×2
- 療法手 シギュン×2
- トロールの凍戦士×2
- エインヘリヤルの召致×2
- エルフの地術士×2
- 大地蛇 ヨルムンガンド×2
- フレイヤの戦猪×2
- 紋豹 ウォッチジャガー×2
- 激情の戦乙女 カーラ×2
- ドワーフの戦士×2
- 百戦神 テュール×2
- 氷地神 ヨルズ×2
- 焔巨人 スルト×2
- ミョルニルの掲揚×2
ガーディアンは、回復を重視してフレイヤにしているが、氷河の生成を優先するならロキでもOK。
前半戦は氷河が生成できるロキ、後半戦は回復できるフレイヤ……という感じなので、プレイスタイルに合わせて選ぼう。
スタイルとしては、セオリーどおりに氷河を生成しつつ、ユニットのパワーで押していく。
マナがたまる後半に、「百戦神 テュール」と「氷地神 ヨルズ」をセットで出せれば、ほぼ勝ちのルートだ。
イズモ
「山岳」に関連するユニットが多いため、アメノウズメのガーディアンパワーや「浅間大神の怒り」が役に立つ。
低コスト帯のユニットがさらに充実し、序盤戦がさらに強くなったのに加え、「山林神 オオヤマツミ」の追加によってフィニッシャーも充実した。
山岳を生成しながら、強力な低コストユニット陣で押していこう。
注目カード1:ゲンジの行商人
- 必要マナ:1
- タイプ:なし
- ATK:1
- HP:1
ステータス的にはまさに1マナのユニットカードという感じだが、召喚時にスペルカードを手札にできる。
「風魔手裏剣の投擲」で相手の低コストユニットの除去、「浅間大神の怒り」で山岳の生成など、ここからさまざまな攻め手が展開できる。
また、引いたスペルカードで「ゲンジの傀儡女」のATK強化もできるので、序盤から強力なコンボが展開可能だ。
注目カード2:戦鬼 茨木童子
- 必要マナ:3
- タイプ:なし
- ATK:3
- HP:2
3マナでは平均的なステータスを持ち、山岳にいると「隠密」が付与される。
さらに、攻撃時に山岳マスに「鬼の下働き」を召喚できるため、物量作戦の起点にもなれる。
隠密のおかげで除去もされにくく、3マナ帯では必須のカードとなりそうだ。
とにかく山岳マスがほしいカードなので、アメノウズメのガーディアンパワーとセットで使っていこう。
注目カード3:山林神 オオヤマツミ
- 必要マナ:4
- タイプ:神
- ATK:2
- HP:3
ATKは低いのだが、攻撃とは別に山岳の数に応じたダメージを相手ガーディアンに与えるという能力を持つ。
自陣を全部山岳で埋めていれば、相手ガーディアンに3ダメージが飛んでいく。
能力の特性上、まず除去の対象になるので、低コストユニットの数で押しつつ「山林神 オオヤマツミ」も展開……というように、ほかのユニットと並行して使っていきたい。
イズモ メシーカ版デッキ例
ガーディアン:アメノウズメ
- ゲンジの傀儡女×2
- 怪異 ネコマタ×2
- ゲンジの行商人×2
- 怪異 ツチコロビ×2
- 風魔手裏剣の投擲×2
- メシーカの紋豹戦士×2
- 忍者 乱破×2
- ゲンジの山師×2
- ゲンジの用心棒 ×2
- 浅間大神の怒り×2
- エルフの地術士×2
- 山岳神 コノハナサクヤ×2
- 戦鬼 茨木童子×2
- 山林神 オオヤマツミ×2
- 羽蛇神 ケツァルコアトル×2
1マナのユニットを多数詰め込んだため、手札事故が起こりにくいのが大きなポイント。
序盤から中盤にかけては、低コストのユニットとスペルで波状攻撃を仕掛けていく。
相手の高コストユニットに対抗するため、「羽蛇神 ケツァルコアトル」も入れておいた。山岳マスを大量に生成するため、「地脈の力」もスムーズに発動できる。
トリニティ
以前は「草原」が使われることは少なかったが、メシーカで草原の数を参照にするユニットが追加されたため、重要性がかなり増している。
草原マスはラファエルのガーディアンパワーで生成できるので、ガーディアンはラファエルがおすすめ。
マナが豊富なので、ほぼ毎ターン草原マスを増やしていけるだろう。
注目カード1:能天使 エクスシア
- 必要マナ:6
- タイプ:天使
- ATK:4
- HP:3
召喚時に、タイプが「修道者」のユニットを手札に加えることができる。
さらに、手札にしたカードのコストの半分だけマナを増やすことができるため、さらに攻めていくことも可能。
修道者のユニットは「ロードスの門衛」「聖堂領の格闘教官」など「鉄壁」を持つものが多いため、引いてきたらそのまま壁として展開するのもいい。
注目カード2:地天使 アリエル
- 必要マナ:8
- タイプ:天使
- ATK:1
- HP:5
高コストユニットしてはATKが低いが、草原にいると+4されるため、実質ATK5/HP5のユニット。
自ターン終了時に、相手ユニットに草原の数の半分だけHPを下げられるため、低コストユニットの除去用として使っていける。
草原にいればステータスも高めなので、ここからさらに追加ダメージが与えられると考えると、強力なユニットだ。
注目カード3:殲獣 ベヒモス
- 必要マナ:10
- タイプ:なし
- ATK:4
- HP:6
10マナのユニットとしてはATKが低いのだが、召喚時にほかの全ユニットに対して、草原の数だけダメージを与えることができる。
対象は「殲獣 ベヒモス」以外の全ユニットなので、自ユニットにもダメージを与えてしまうが、草原が6マスあれば6ダメージ与えられる。
このダメージ量ならほとんどのユニットを破壊できるため、不利な時の仕切り直し手段として効果を発揮する。
終盤戦で不利なときに、逆転用として使っていくといいだろう。
トリニティ メシーカ版デッキ例
ガーディアン:ラファエル
- 聖堂領の修道女×2
- メシーカの紋豹戦士×2
- ロードスの門衛×2
- ラファエルの慈雨×2
- 聖寿の杯×2
- エルフの地術士×2
- 聖堂領の格闘教官×2
- ヴェネツィアの植物学者×2
- マスティマの誘引×2
- 紋豹 ウォッチジャガー×2
- グリフィンの荷持×2
- 能天使 エクスシア×2
- 地天使 アリエル×2
- 羽蛇神 ケツァルコアトル×2
- 殲獣 ベヒモス×2
新ユニットを盛り込みつつ、草原の生成を重視したデッキ。
「紋豹 ウォッチジャガー」が、地形が3つあれば速攻を発動できるため、トリニティにはかなりおすすめ。
ユニットパワーで押しつつ、空いた列から速攻をたたき込んでいこう。
ニュートラル
目玉となるのは、やはり「羽蛇神 ケツァルコアトル」。地形が4マス必要なものの、速攻と鉄壁【10】、同じ縦列の相手ユニットとダメージを与えあう能力は強すぎる。
ほかには、「紋豹 ウォッチジャガー」「泥擬人 マッドゴーレム」など、各勢力の弱点をカバーするようなカードが多い。
これらを組み合わせていけば、死角のない強力なデッキが完成するだろう。
注目カード1:紋豹 ウォッチジャガー
- 必要マナ:3
- タイプ:なし
- ATK:2
- HP:2
地脈の力【3】を持ち、地形が3つあれば速攻が発動可能。
3マナの速攻ユニットとなると、オリンポス以外では非常にありがたい。
勢力を問わず活躍できるが、動きが重いトリニティには特に革新的なカードといえる。
注目カード2:泥擬人 マッドゴーレム
- 必要マナ:3
- タイプ:なし
- ATK:2
- HP:2
破壊されると、地形にいる相手ユニット1体と、地形1つをランダムで破壊する。
一見地味だが、メシーカで追加された強力なユニットはほぼ地形に関連しているので、「地天使 アリエル」だろうが「殲獣 ベヒモス」だろうが破壊できる可能性を秘めている。
相手の地形対策として組み込んでおくといいだろう。
注目カード3:メシーカの天文学者
- 必要マナ:4
- タイプ:なし
- ATK:1
- HP:3
ステータスは低いが、地形生成時にカードをドローできる。
メシーカの環境に実にマッチしたカードで、非常に使いやすい。
その分だけ除去もされやすいので、上の「泥擬人 マッドゴーレム」と組み合わせるなどしてしっかり守っていこう。
注目カード4:黄穀神 チコメコアトル
- 必要マナ:6
- タイプ:神
- ATK:2
- HP:2
6マナのユニットとしてはステータスが低めなのだが、召喚時に横1列を「トウモロコシ畑」にすることができる。
トウモロコシ畑は、このマスにいるユニットのHPを+1する効果があり、味方全体の耐久力アップに貢献してくれる。
また、一気に3つ地形を生成するので、地脈の力も発動しやすいのは大きい。
注目カード5:羽蛇神 ケツァルコアトル
- 必要マナ:8
- タイプ:神
- ATK:5
- HP:3
HPが低めだが、注目すべきはそのスキル。
地形が4つ必要だが、召喚時に同じ縦列の相手ユニットとダメージを与えあう能力を持ち、さらに速攻と鉄壁【10】もある。
実質、鉄壁【10】を持つユニットが1ターンに2回攻撃できるわけで、その破壊力たるや壮絶である。
この性能なので、どんなデッキでも活躍できるが、イズモの「鬼切の誘引」で手札に戻せば、複数回地脈の力を使うことも可能。
組み合わせるカードでさらなる力を発揮できるので、手持ちのデッキでできるコンボを考えてみよう!
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