死神代行になれる時代到来!? 『BLEACH』らしいスタイリッシュRPGが登場
久保帯人氏のコミックを原作とする『BLEACH』は、8年もの長きにわたって放映された人気のTVアニメシリーズだ。
本作『LINE BLEACH -PARADISE LOST-』は、アニメのストーリーを追体験しながら。死神代行として虚(以下、ホロウ)を退治していくRPGになっている。
バトルでは目まぐるしく敵味方が攻撃し合う!
本作のメインパートともいえるバトル。ユニットごとに素早さが設定されており、それに応じて敵味方が入り乱れて攻撃を行う。
攻守がひっきりなしに入れ替わる状態が続くので、かなりスピーディーなバトルを楽しみことができるはずだ。
通常攻撃は自動で行われるが、ユニット固有のスキルに関してはプレイヤーの任意のタイミングで使用することができる。
スキルを使用すると、行動順に関係なく割り込んで攻撃することができるのが大きなメリット。
ピンチのときや一気にたたみかけたいときなど、ここぞというときに利用するのが勝利のポイントだ。
また、左下のアイコンで発動できる戦術技も、スキルと同様にプレイヤーの任意で発動することができる。
これらをいかに駆使して戦えるかが、プレイヤーの腕の見せどころとなりそうだ。
斬魄刀解放! あのバトルがフル3Dアニメーションで蘇る
バトルはすべて、3Dアニメーションで描かれており、特に斬魄刀を利用した攻撃シーンは圧巻だ。
『BLEACH』らしい、カッコイイ演出を思う存分堪能できるものとなっている。
自分だけの「護廷十三隊」が編成できる!
バトルには、最大5ユニットからなる部隊を編成して挑む。
キャラクターは主人公「黒崎一護」や護廷十三隊の隊長格はもちろん、ちょっとマニアックな副隊長、隊員までもが多数登場する。
原作の護廷十三隊を再現したり、すべて隊長でそろえたりと、自分なりの部隊編成ができる。ゲームならではの魅力といえるだろう。
部隊編成時は、前衛、中衛、後衛に陣形が分かれる。
キャラクターはタイプによって攻撃力、防御力といった基本能力値が異なるので、これを考慮した配置が重要だ。
キャラクターのタイプと特徴
アタッカー(剣マーク):攻撃力と速度が高いアタッカー。スキルも攻撃がメインの物が多い。防御は低いので、サポートが必要
ディフェンダー(盾マーク):体力と防御力が高い前衛のタンク役。多少の攻撃なら耐えしのいでくれる
ヒーラー(結晶マーク):基本能力値はどれも平均的。名前のとおり味方の体力を回復できるスキルを持っているので、後衛で長持ちさせたい
サポート(杖マーク):敵を妨害したり、味方を支援できるスキルを持っている。ヒーラー同様、基本能力値に特筆すべきものはないので中衛あたりが妥当か
配置のほか、リーダースキルという概念も存在している。
部隊内の同じ属性のキャラクターの能力を上げられるので、究極的には、属性で統一するのがよさそうだ。
部隊特性で編成したキャラクターがさらに生かせる
本作にはキャラクター自体はもちろんだが、部隊にも育成要素が存在している。
前衛や後衛といった陣形、特定の属性やタイプごとに能力アップさせることができるので、好みの編成をさらに生かすことができる。
GPS連携でリアルの街にホロウが登場!?
「死神代行」は、街中にランダム出現するホロウを倒していくコンテンツ。
GPS機能を利用しているため、プレイヤーが今いる街の位置情報を読み出し、地図上に敵が出現するようになる。
空座町を守る一護のような、本当に死神になったような気分を味わえるものになっている。
ホロウを倒すことで「GPSポイント」や、「GPSコイン」をもらうことができる。これでさまざまなアイテムと交換していくことが目的となる。
少年誌的な魅力にあふれた一作
『BLEACH』といえば、斬魄刀のエフェクトや解放時のセリフなど、とにかくカッコイイバトルが魅力といえる。
そのあたりをくんでか、攻撃演出のみを閲覧できるモードも用意されているほど。バトルシーンの演出には並々ならぬこだわりを感じた。
ゲームシステム自体に真新しいものはさほどないが、既存のものをうまく『BLEACH』の世界に落とし込んだという印象。
RPGらしく「強くなる」「最強を決める」といったところを存分に味わえるものだ。
少年時代に『BLEACH』にハマった方にささるものが多数詰め込まれたタイトル。本作を機にあなたも死神デビューしてみてはいかがだろうか。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android 7.0
- プレイ時間:約4時間半
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
- 課金総額:0円
(C) 久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
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