bit bit blocks【ゲームレビュー】

ロサンゼルスに在住するゲーム開発者のグレッグ・バーサが、芸術的な要素を取り入れて完成させた『bit bit blocks』。キュートなブロック(ビット)が画面上をにぎやかす、ちょっとした空き時間を使って楽しめるシンプルなパズルゲームを紹介しよう。

シングルプレイも2人対戦プレイも1台の端末で楽しめるアートなパズルゲーム

1人用のシングルプレイはもちろん2人で対戦プレイもできる本作だが、ポイントは1台の端末で対戦ができるということ。iPhoneやiPadの画面の端をそれぞれ自分のフィールドにして、パズル対戦が楽しめる。また、iOSの標準搭載アプリ「Game Center」に対応しているので、プレイスコアのランキングが「Game Center」に自動的に表示されていくのも、プレイヤーが燃える要素の1つとなっている。

シンプルなタイトル画面だが、中央のブロックをタップするとアイコンの表情が変化して音が出る。さらにいろいろタップしていると、ブロックが増殖していく。ちょっとした遊び心が楽しい!

表情が変化するカラフルなブロックたちを操作して楽しめるので、年齢も性別も関係なしでおすすめできるパズルゲームだ

ブロック同士をつなげて「赤いマーカー」を相手のフィールドに押し込もう!

本作の基本的なルールはいたってシンプル。画面の中央に表示される「赤いマーカー」を、斜線で示されている相手の陣地に押し込んだら勝ちだ。マーカーを押しこむには、自分のフィールドにあるブロックをタップ&スライドさせ、4つ以上をつなげて大きなブロックを作り、そのブロックをタップして相手のフィールドに送り込めばOK。いかに相手よりも早く大きなブロックを作って送り込むかが、勝敗のカギを握ることになる。

中央の「赤いマーカー」を、相手側の陣地(ここでは黄色と黒の斜線部分)に押し込んでいく。互いの陣地は徐々に広がっていくので要注意。4つ以上の同じ色同士のブロックをスライドさせてつなげれば、右の画面のように大きなブロックになる。これをタップして相手のフィールドに送り込もう

自分や相手のフィールドに送られたブロックは、色が変化するとともに鍵ブロックになる。このままでは動かせないし、その場所を他のブロックの通り道としても使えなくなる。鍵は時間経過で勝手に解除されるが、タップすれば解除できるので、できるだけ早めにタップしておこう。そして、右の画面のように「赤いマーカー」を相手の陣地に押し込めれば勝利となる

シングルプレイの2種類のモードと、2人による対戦プレイが楽しめる

1 PLAYER

1人用のシングルプレイでは、2種類のゲームモードが用意されている。「play match」はコンピューターAIを相手に対戦するモード、一方の「survival」はブロックが画面上方に重なってしまうまでエンドレスでプレイできるモードだ。

「play match」では、自分が使いたいブロックの種類とレベルを選択したら、ゲームスタートとなる。レベルが上がると相手から送り込まれるブロックの速度が速くなるので、それ以上の速さで大きなブロックを作って送り込もう

「survival」は、上から落ちてくるブロックをつなげて消し続けていくモード。フィールドにあるブロックが少なすぎてつなげられなくなったら、画面を上から下へスライドさせよう。これで新しいブロックが落ちてくる。レベルが上がっていくと、フィールドやブロックの色が次々と変化していくのが目に楽しい

2 PLAYER

本作は1台の端末で2人対戦が可能だ。お互いに、自分が使うブロックの種類を決めたらゲームスタート。相手よりも早く、大きなブロックを作って送り込んでいこう。

お互いに使うブロックの種類を選んだら対戦開始。iPadなどの大きな画面の端末のほうがおすすめだが、とりあえず端末はテーブルの上などに置いてプレイしよう

パズルの主役であるブロックたちにはそれぞれ、さまざまな色と表情がある。カラフルな色彩と、バラエティーに富んだ表情の変化が楽しめるのも本作の特徴の1つだ。なおブロックの種類は、各レベルをクリアしていくことでアンロックされ、徐々に増えていく。

女子高生や女子大生などを中心に本作のプレイヤーが増えているとのことだが、キュートなブロックたちを使った誰でも楽しめるパズルなので、それもうなずけるというもの。友だち同士で気楽にプレイするのもいいし、「Game Center」機能でランキング争いやトロフィー集めに精を出すのも楽しそうだ。

  • 使用した端末機種:iPhone 6s
  • OSのバージョン:iOS 9.0.2
  • プレイ時間:約1時間30分
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0

(C) 2015 Greg Batha