ぶつけて弾くバトルシステムがパズルの要素と爽快感を作り出す
『ワールドトリガー スマッシュボーダーズ』は、街作りシミュレーションの要素とネイバーと戦うバトルの要素を合体させた、ひと粒で二度おいしいスマッシュアクションだ。メインのバトルも、移動と攻撃、そして防御という一般的によくある単純なアクションではなく、ぶつける&はじくという仕組みが組み合わされている。これによって、戦い方に多彩な要素が加って絶妙なおもしろさを感じることができるのだ。
バトルでは、敵を壁にぶつけたり、敵同士を激突させたりするコンボによってダメージがアップするのに加え、味方がいる方向へ吹き飛ばせば援護技が発動。攻撃の向きや威力だけではなく、敵と味方の位置関係などの深い戦術も必要な、非常にゲーム性の高い作品に仕上がっている。
敵を攻撃で弾いて飛ばし、建物や地面に多くぶつけると、コンボ数が増えてより多くのダメージを与えられる。また、弾いた敵を別の敵にぶつけることで、同時に複数の敵へ攻撃することが可能だ。弾くという要素が重要になるので、建物や敵の配置を考えて攻撃前の移動を行おう。
敵・味方ともに、各ユニットは「知」「技」「体」「無」の属性を持っている。「知」は「技」に強く、「技」は「体」に強く、「体」は「知」に強いという三すくみの関係で、「無」は強弱の相性関係がない。敵の属性を考慮して、部隊の編成やバトル中の展開を考えよう。また、弾き飛ばした敵が味方の方向へ飛んで行けば、援護攻撃が発動して効率よくダメージを与えることができる。
攻撃のことばかり考えて突進すると、敵の攻撃ターンに囲まれて甚大な被害を受けることになる。敵が動くターンのことも考慮に入れて相手を囲むように移動すれば、援護攻撃も発生させやすくなり、コンボ数も伸ばすことができるはず。
クエストには、指定された3つの課題をクリアするミッションがあり、課題をすべて達成するとクリスタルがゲットできる。課題は1つずつ達成してもクリアとなるので、クリスタル入手のためにチャレンジしてみよう。
街に並べていく建物の配置がバトルにも影響
街にいろいろな施設を作っていくことも、本作の重要な要素の1つだ。まずは、街の発展に必要となるコイン生産の施設から作ることをおすすめする。次に、トリオン生産の施設を増やして隊員の強化を充実さよう。また、本部をアップグレードすることで、街の敷地が広がり、街が徐々に大きくなっていく。
バトルに直接影響する防衛施設やアシスト施設なども、クエストの状況を考えて配置していく必要があるだろう。さらに、自分だけの街を彩ってくれるデコレーションのアイテムなども用意されているので、自分の好みに合わせて配置していこう。
トリガーの強化で隊員を育成しよう
トリオンでは隊員のレベルを上げたり、装備変更を変更したりすることができる。さらにはトリガー強化なども行える。隊員が使うトリガーには、クエストなどで入手したチップを忘れずにセットしておこう。また、あまり出動していない隊員はトリオンでレベルを上げるのがいいだろう。さらに、本部のレベル3でバトルに出現する任務に出撃させるのも、効率よくレベルを上げる手段の1つとなっている。
ゲームスタート直後は、クエストの第2話クリアまではガチャを引くのをがまんして、クリスタルを20個ためておくのがおすすめ。そうすると、ゲームスタートから36時間限定のスタートダッシュガチャが回せるようになる。ここで☆4以上の隊員を5人集めてくと、その後の攻略がよりスムーズに。同じ隊員がかぶってしまうこともあるが、かぶったトリガーが強化されたり、新たなトリガーを入手できたりするので損はない。とにかくお得に引けるのでおすすめ!
ゲームの形式にこだわらず、好きな楽しみ方で進めよう!
原作ファンはもちろん、それ以外の普通のゲームファンでも十分楽しめるポテンシャルを備えた『ワールドトリガー スマッシュボーダーズ』。好きなキャラクターで部隊を組んで、衣装ガチャで入手した特別なコスチュームで着せ替えを楽しんだり、街作りシミュレーションとして街並みを設計したりといった楽しみ方ももちろんできる。クエストの難易度はどんどん上がっていくので、バトル自体もかなりやり込めるはずだ。
やれることが多いので、かなり多くのプレイ時間が必要になる。そのため、ちょっとした合間にプレイするというわけにはいかないが、本作ならではの世界観が楽しめれば、とても長く遊べるゲームに仕上がっている。
- 使用した端末機種:Nexus7 / iPhone 5c
- OSのバージョン:Android 5.1.1 / iOS 8.3
- プレイ時間:8時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
- 課金総額:0円
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