サッカーファンが本気で楽しめるスマホゲーム3選: DREAM LEAGUE SOCCER

鴫原盛之
2015年12月01日

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スマホでも人気ジャンルの1つである「サッカーゲーム」だが、リアル志向のもの、カジュアルなもの、選手を自分で操作するもの、チームの運営をするものなど、さまざまな特色がある。その中でも、本物のサッカーファンにこそ、おすすめしたいタイトルを厳選して3回にわたって紹介していく。

簡単な操作とリアルな実況に燃えるサッカーゲーム！

今や日本はもとより、世界中から数えきれないほどのタイトルが日々配信されているスマホ用サッカーゲーム。タッチ、スワイプによる操作でボールを蹴るだけのシンプルなものから、戦術やクラブ経営などのコマンドを実行していくシミュレーション形式など、そのバリエーションは実に多岐にわたる。

グラフィックスがリアルで美しい、プレイヤー同士での対戦が白熱する、あるいは空き時間のヒマつぶしなど、ゲームに求める要素や好みは人それぞれだろう。だが、ことサッカーという実在のスポーツを題材にしたゲームにおいては、日々実際にサッカーをしたり、プロの試合を観戦している純粋なサッカーファンが楽しめるかどうかも、App StoreやGoogle Playなどでゲームを探す際の重要なポイントである。せっかく遊ぶのであれば、ゲームとして面白いのはもちろん、サッカー好きなら思わず胸を熱くするような演出が盛り込まれているものをやはり選びたいものだ。

そこでせんえつながら、長年サッカー観戦を趣味とする筆者が特におすすめしたいタイトルを、全3回にわたってお届けしよう。第1回目となる今回は、選手を直接操作して遊ぶタイプのサッカーゲームの中から、First Touch Gamesの作品『DREAM LEAGUE SOCCER』をご紹介する。

簡単操作ですぐに楽しめる

『DREAM LEAGUE SOCCER』は基本プレイ無料で、選手の能力強化や新たな選手を補強する際に必要となるコインを有料で購入するシステムになっている。コインは毎日1回目のログイン時や、「コインをゲット」メニューにてムービー広告を視聴したり、試合の成果などに応じて入手することも可能だ。

『DREAM LEAGUE SOCCER』のメインメニュー画面

本作のいちばんの魅力はズバリ、バーチャルパッドシステムを利用して選手たちを自由かつ簡単に操作できるところにある。左手の位置にあるスティックで移動、右手側にあるA、B、Cの3種類のボタンでパスやシュートなど、カーソルのついた選手を操作する。

ボタンを長押しすると、より強く遠くにボールを飛ばせる。また、バーチャルスティックを傾ける角度で選手の走るスピードが変化するなど、細かい操作も可能だ

試合中は上記以外に、たとえば戦術の切り替えなどといった特殊な操作はなく、極めてシンプル。なので、家庭用ゲーム機の定番サッカーゲームに慣れている人であれば、何の問題もなくすぐに覚えられるだろう。トレーニングモードを利用すればいつでも時間無制限で練習できるので、操作に慣れないうちにいきなり試合を強いられることがないのもうれしい。

トレーニング中は相手チームのフィールドプレイヤーは存在しないので自由にボールを回せる。パスやシュート、ドリブルなどの基本操作の感覚をここで掴んでおくといいだろう

ポイント 1: リアルな実況がゲームを盛り上げる

簡単な操作で家庭用サッカーゲームに迫る、細かいプレーが行えるのはもちろん魅力的だが、サッカーファンとしては試合中に流れる「実況」も、テンションを上げる大きなポイントになるのではないだろうか。

本作はイギリスのデベロッパーが開発したということもあってか、本場イングランドのプレミアリーグ中継をほうふつとさせる英語による実況が試合中のあらゆる場面で流れる。たとえその意味がわからなくても、ただ聞いてるだけでも実にカッコよく、サッカーファンなら思わずニヤリとしてしまうことだろう。

ゴール後に選手がパフォーマンスをしている最中など、試合中は絶えず英語の実況が入るのでいかにもプロサッカーリーグらしい世界観を演出している

もちろん、ゴール時など大きなプレーがあったときはリプレイも流れる。センタリングからのボレー、ヘディングシュートが決まると実に快感。ちなみに、ゴールシーンのリプレイ映像をYoutubeにアップロードできる機能もある

ポイント 2: 実在の有名選手が多数登場！

世界中で名の知られたチームや有名選手が多数登場するのも注目したい点だ。コインをたくさん集めれば、「移籍モード」の検索でヒットしたスター選手をいつでも獲得することが可能だ。なおかつ、ガチャのような運の要素が絡まないので、意中の選手を入手しやすいのも実にありがたい。

コインさえあれば新たな選手を随時補強できる。有名選手がズラリと並んでいるのは壮観だ

「クラシック選手」をアンロック後、ディフェンダーの移籍選手を検索したところ。ベッケンバウアーなどの超大物も登場する

ポイント 3: 自分のペースやレベルに合わせて遊べる

本作のメインとなる試合モードは、大きく分けてリーグ戦とカップ戦の2種類がある。いずれもあらかじめ決まったスケジュールに沿ってCPUチームとの対戦を消化していくシステムで、1日のプレイ回数制限は特にない。時間に縛られずに、いつでも自分のペースで遊べるのも好印象だ。

初のリーグ戦はディビジョン3（3部）からスタート。海外の実在のチームに加え、他のプレイヤーが作った仮想チームも入り交じっている

また、シングルプレイだけでは飽き足りない人は、Wi-FiまたはBluetooth機能を利用して友人と対戦したり、あるいはGame Centerを介して世界中のプレイヤーたちと対戦（※iOS版のみ対応）してみるといい。Game Centerには、筆者が試した限りではかなりやり込んだと思われる猛者たちがゴロゴロいるので、自信のある人はぜひチャレンジしてみよう。

マイペースでゆるく遊ぶもよし、強者を求めて対戦に明け暮れるのもまたよし。ゲーム開始直後のチュートリアルなど、一部の日本語訳が雑になっている箇所が散見されるものの、スマホでこれだけのクオリティのものが気軽楽しめるという点ではじゅうぶんにおすすめに値する1本である。