LINE 英雄乱舞【ゲームレビュー】

『LINE 英雄乱舞』は、ド派手なアクションがウリのアクションRPGだ。本作では、ゲームオリジナルの英雄以外に、孫悟空や関羽、織田信長にジャンヌダルクと、名の知れた英傑たちをハイクオリティの3Dモデルで再現。時代を超えて集結した英雄たちとともに、光の地ヴァルハラを覆う闇を斬り裂こう!

超ド級のスキルで敵を蹴散らし、英雄たちと戦場を駆けろ!

本作の舞台は、神々や英雄たちの魂が静かに眠ると言われている光の地ヴァルハラ。突如、時空間が歪んだことで謎の亀裂が発生。多くの英雄たちの魂が、亀裂の闇へと消えてしまった。謎の亀裂から逃れ、再び目覚めた英雄たちは、時空の亀裂をふさぐための大いなる戦いへと身を投じるのだった。

異変の原因は、魔神ベルゼブブ。ストーリーモードでは、闇にのまれた英雄たちも敵として登場する

本作では、メインパーティーとして3人の英雄を編成し、そのうちの1人を操作できる。また残りの2人は、ワンタッチでいつでも交代することが可能だ。戦闘で実際に動かせるのはメインの3人だが、さらにサポート役として5人の英雄を登録可能。サポート役の英雄は操作こそできないが、バトル中に召喚することで一定時間一緒に戦ってくれる。このように8人もの英雄を連れて戦闘にいけるのが、本作の特徴となっている。

メインパーティーの3人は、たとえバトルに参加しなくても、敵の撃破やステージクリア報酬で経験値を獲得できるが、サポート役は経験値を獲得できない。パーティー全体の強化を図るなら、サポート役もバトルに参加させるなどして、しっかり育成しよう

なお、バトルでは、ある程度敵に近づくと自動的に攻撃を行うシステムを採用。敵味方が目まぐるしく動き回るステージで、テンポよくバトルが進むように配慮されている。ただ、プレイヤーも何もしないわけではない。キャラクターの移動と回避、スキルの発動、メインパーティーメンバーの入れ替え、サポートキャラクターの呼び出しなど、できることは多い。ボスの攻撃を避けたり、属性で有利なキャラを場に出すなど、しっかりと状況を見極めて対応しよう。

画像右のアイコンがスキルの発動、下にあるアイコンがサポート役の召喚、左がメインパーティーのキャラクターの入れ替え。また、移動したい方向に2連続でタップすると、ダッシュを行う

ストーリーモードでは、エリアの最終ステージで強力なボスが出現。また森に棲む魔物や、城を守る兵、荒野の荒くれ者など、出現する敵もバリエーションに富んでおり、攻撃方法も遠距離攻撃や範囲攻撃など実に多彩。エリアごとにガラッと雰囲気が変わるので、新鮮な気持ちでプレイできる。

各エリアの最後にあるボスステージは、ほかのステージよりもかなり難易度が高い。クリアできない場合は、すでにクリアしたステージでレベル上げをするか、12時間に1回使えるオススメ英雄の力を借りてクリアしよう

英雄のランクとレベルを上げて、ガッツリ強化

英雄を強化する方法は2つ。1つめは、戦闘やステージクリアで得られる経験値によるレベルアップ。2つめが、英雄同士の合成による強化だ。両方とも、英雄の生命力や攻撃力などを上げてくれるが、特に強化は、最大+5までしかできないが能力値を大幅にアップしてくれる。

英雄の星ランクが高いほど、強化に必要な素材英雄の数も多くなるので、あまり気軽にはできない

星ランク2の英雄は最大レベルが20なので、戦力としては弱い部類だが、進化までの道のりは早い。序盤はランクが低い英雄でも、進化させればじゅうぶんな戦力になる

チャレンジモード、ギルドバトルとコンテンツも豊富

チャレンジモードでは現在、属性ダンジョン、試練の塔、ブータの園がプレイできる。属性ダンジョンは最初から開放されているが、1つの属性で組まれたパーティ限定で、クリアすれば各種ポイントやルーンを獲得できる。試練の塔は階層ごとに報酬が決められていて、1階層ずつチャレンジするモードだ。また、ブータの園は大量のブータと対決し、強化用素材のブータを手に入れる特別なバトルで、1日3回、指定された時間だけチャレンジできる。

属性ダンジョンは最も難易度が低いステージでも、推奨が星4のレベル30(レベル最大)と敷居が高い

ギルドに参加すれば、ギルドメンバーと力を合わせて協力の塔にチャレンジできる。1週間の最高到達階数によって、ギルドメンバー全員に報酬が渡されるので、ぜひともチャレンジしよう。

ギルドの仲間と共にモンスターと激突する協力の塔。画面狭しと暴れまわる英雄たちの、ド迫力バトルが堪能できる。報酬ももらえるので、1日2回のチャレンジを忘れずに

古今東西の英雄たちを操り、超絶バトルを楽しめる

本作のウリは、なんといってもアクションの豊富さだ。普通の攻撃でも、剣で斬った後に蹴りを入れるなど、実に細かい動きをしてくれる。また、最大8人までメンバーをそろえることができるので、主力の英雄以外にも育成する意味があるのはうれしいところ。マッチョや女性キャラでそろえるなど、ちょっとしたお遊びも楽しめそうだ。

各英雄のストーリーを読んでみるのも一興。写真のJ.Dは、強さと優しさを兼ね備えた男の中の男だ。星ランクこそ低いが、こういう面白キャラは育ててみたくなる

進化に同ランク、かつ最高レベル&最高強化のキャラクターが必要なので、早く最強キャラを手に入れたい人にとっては、少々時間がかかりそうなのが難点か。ただ、逆に先は長いと考え、いろいろな英雄たちを育てながら、ゲームを進めるのも楽しみ方の1つ。今後、チャレンジモードに新たなモードも追加されるようなので、本作のこれからにも期待したい。

  • 使用した端末機種:iPhone 6 / Xperia SP C5303
  • OSのバージョン:iOS9.1 / Android 4.3
  • プレイ時間:5時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
  • 課金総額:0円

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