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Discordコミュ運用術:コミュニティに必須のチャンネルまとめ【実践編1】

「Discordコミュニティ運用術」の第12回(実践編1)は、コミュニティを運用するときに必要なチャンネルについてです!よく使われるチャンネルをピックアップして、使い方といっしょに紹介します!

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Discordコミュ運用術:コミュニティに必須のチャンネルまとめ【実践編1】

監修:ささもん(Appliv Games)

ゲームライター歴10年。ゲーム公認Discordコミュニティの管理人として、数万人規模のサーバー運用経験あり。

ゲームはジャンル問わずプレイするが、その中でもゴルフゲームが得意。解説役としてテレビにも出演。

書籍「Discord活用ガイド」(2023年7月6日発売)では、IP公認コミュニティを成功に導いたDiscord運用者としてインタビューも受けている。

どんなコミュニティにも共通してあるDiscordチャンネル

まずは、Discordを使ったコミュニティ運用において、必須といえるチャンネルからご紹介!

正直、Discordのチャンネルは、コミュニティのコンセプトや、やってるゲームで変わります。

それでも、さまざまなコミュニティに共通して必ずあるようなチャンネルも存在しますので、そのあたりを紹介できればと思います。新たにDiscordコミュニティを作る際の参考にしてみてください。

自己紹介用チャンネル

Discordでは、サーバーに新規でユーザーが参加すると、

みたいな参加を伝える謎なウェルカムメッセージが自動で表示されます。(設定でオフにもできる)

新規の人が来たことをわかりやすくするためのものですが、これが大量に流れるとうっとおしいです。

大事なチャットが流れてしまった!なんてことも。

これを避けるため、このウェルカムメッセージが表示されるチャンネルはきちんと決めておきましょう。自己紹介用のチャンネルにしてしまえば一石二鳥です。

▲ウェルカムメッセ―ジの設定は、サーバーの設定画面の「概要」から

▲プルダウンで、ウェルカムメッセージの対象となるチャンネル設定できます(画像はPC版)

自己紹介テンプレも置いておくと親切

自己紹介を円滑にするために、自己紹介チャットでは、テンプレートを置いておくと新規の方も利用しやすいかと思います。

↑の感じです。項目はMMOやアクションゲームなど、ジャンルで大きく変わりますね。

管理者的に知っておきたいものや、話のタネになるようなものにするとコミュニケーションもとりやすいはずです。

▲実際にはこんな感じ。画像は#コンパスというMOBAのコミュニティです。持ちキャラの概念があるゲームですね

サーバーやギルドのルールを伝えるチャンネル

これは、コミュニティ内のルールや各チャンネルがどういうものかを説明するために使います。

多くのコミュニティを見る限り、コンセプトや方針、禁止事項などを記載するのが一般的です。

新規の人に必ず見てもらうようにするために、チャンネル名の頭に「※※必読※※」と付けるのもいいかと思います。

ルールを設けて共有しないと、荒らし行為や誹謗中傷などが横行し、楽しいコミュニティ運用が難しくなってしまいます。このチャンネルは必ず作っておきましょう。

▲ギルドコミュニティならギルドの方針や掟、ゲーム内での立ち居振る舞いにも言及することも。この辺はマスターによって変わるはず

どんなルールにすべきかわからない!

これはけっこう難しい質問です。何度か触れましたが、コミュニティの種類やコンセプト、ゲームのジャンルでルールは変わってしまいます。

  • コミュニティの種類:
    さまざまな人が参加し、1つのゲームについてとにかく盛り上がる「総合コミュニティ」なのか、仲間内で楽しくゲームを遊ぶための「ギルドコミュニティ」なのか、など
  • コミュニティのコンセプト:
    「友だちを見つけたい」「まったり楽しもう」「最強ギルドを目指そう」などなど
  • ゲームジャンル:
    MMO、MOBA、RPG、ACT、STGといったジャンルに加え、PvPなのかGvGなのか、そのゲームのコンテンツによっても枝分かれする

ざっと例を挙げただけでもこれだけ枝分かれするので、ルールも十人十色です。「我の言うことは絶対」なんてマスターが束ねるギルドもあったり。

ですので、「こうやって使ってほしい、これはしてほしくない」といった管理者さんの方針や想いを伝える場とするのがいいのではないかと思います。必要になれば後からルールを追加すればいいのですから。

MMOのギルドなどは特にそうですが、勝手にPKしたり、反撃したりすると、ギルド間のトラブルに発展することが日常茶飯事です。

基本的にはトラブルを避けるためにあるチャンネルなので、そのあたりを盛り込みつつ、メンバー同士がしっかり意思統一できるようにするものを目指していきましょう。

▲禁止事項の一例です。コミュニティによって変わるかと思いますが、ニュアンスはだいたい共通しているかと思います。ちょっと硬い文章なので、わかりやすく噛み砕いてもいいかもしれません

「埋め込み」や「背景色変更」などの文字の装飾コマンドは、こちらを参考にしてください。

公式Twitterの情報が見れるチャンネル

まともな運営がいるゲームなら、公式Twitterで新情報を最速で発信する場合がほとんどです。

情報をいち早く捉えることができ、メンバー各員がTwitterを見る手間、共有する手間を減らせるという点で、公式Twitterの情報を流すチャンネルは非常に有用です。

正直、特定ゲームのコミュニティで、このチャンネルがないところは見たことがないです。必須といっていいかもしれません。

IFTTTなどの外部ツールで、特定のTwitterアカウントがツイートすると、自動でDiscordに反映されるようにできます。それほど難しくないので、ぜひ設定しておきましょう。

▲こんな感じです。アカウント以外に、特定のハッシュタグを追ったりもできます

全体連絡用のチャンネル

「オーダー」「お知らせ」「全体共有」など、名前はさまざまですが、メンバー全員に必ず見てほしいお知らせだけを表示させるチャンネルも作っておきましょう。

これ単体で設けることで、お知らせを見やすくし、ほかに埋もれないようにすることができます。メンバーとしても、どこを見ればいいか一目瞭然で、後からでもさらいやすいですね。

基本的には、管理者だけにチャット権限があるようにするのが望ましいです。メンションを全員(@everyone)につけて、見てない人がいないように周知しましょう。

▲イメージです。全員に参加してほしい、期限のあるようなものを連絡するときに使う感じですね

ワイワイする雑談チャンネル

名前はなんでもいいのですが、お話するチャンネルを作らないことには、コミュニティとして絶対に盛り上がりません。

「雑談チャンネル」などを作って、メンバー同士でワイワイ騒げるところを提供してあげましょう!

▲話題によってチャンネルを別に作ってしまうのも定番。ただ、とりあえずは雑談を作っておけば問題ないかと

ボイスチャット用のチャンネルを作るのもアリですが、若干ハードルが高いです。

「声出すのが苦手」「機材がない」「子供が寝ているので声が出せない」などなど、声を出せない方は意外と多いはず。どちらにせよ雑談できるチャンネルはほしいですね。

次回のブログは、チャンネル作成の続きとなる「作っておきたいおすすめDiscordチャンネル」です! ではまたお会いしましょう。