ピクセルツリー【ゲームレビュー】

畑野とまと
2015年12月26日

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本作は、巨大な木「ピクセルツリー」に、住民を呼び込み増やしていくことが目的となる放置系のシミュレーションゲーム。パズルの要素がふんだんにつめ込まれており、ゲーム性が高いタイトルになっている。

市長を助けてピクセルツリーを発展させていこう

プレイヤーは、選挙でピクセルツリーの市長に当選した「サルノスケ」の手助けをして、都市を発展させて動物たちの楽園を作るのが目的となる。果物を収穫してこの世界の通貨「ピクセル」を集め、動物たちが住むための部屋を建築していく……というのが、ゲームのおおまかな流れだ。

新都市ピクセルツリーの市長選挙で、みごと当選を果たしたサルノスケ（3才）。シュールな光景だが、ゲームの方はしっかり作ってあるのでご安心を

1. 木をタップしてピクセルを集めよう

市の財源は果物の収穫で入手できるピクセルだ。建築物はすべて、このピクセルを消費して作られていく。本作ではほぼすべての行動にピクセルが関わってくるので、こまめに木の上部をチェックして、果物がなっているか確認しておこう。

木の上側を見て赤い果物がなっていたら、葉の部分を連続でタップしてみよう。木が揺れて果物が落ち、収穫することができる

2. 設計図から家を建てていこう

木の根にあたる部分には、家の設計図が書かれている。これに沿ってパーツを生産して組み合わせ、完成させると次の設計図が出現する、という仕組みだ。家に住む動物たちはピクセルを生産してくれるので、どんどん新しい家を作って住人を増やし、ピクセル生産量を増やしていくのが重要になる。

まずは、設計図のパーツをタップして注文していこう。ピクセルツリー内にパーツが準備されたら、タップすると建築開始。パーツの種類によって建築にかかる時間が異なり、完了したらリボンが巻かれた状態になる。もう一度タップすると、パーツ完成となる。最初は3つのトンカチが用意されていて、同時にパーツを3つまで建築することが可能だ。

画面下にある十字のアイコンをタップすると、パーツの移動ができる。できあがったパーツを設計図どおりに並べると、家を作るボタンが表示され家が完成する。プレゼントとしてピクセルがもらえるので、これを元手にまた新しい家を建築していこう

3. 再建築して新たなパーツを作ろう

パーツによっては、別の家から「再建築」して作る必要がある。パーツの再建築情報を見ると、必要となる家が確認できるので、まずは元となる家を作るところから始めよう。

「パパくま」を作るためには、さかなとくまで作られた「さかなハンター」を作る必要がある。つまり、パパくまを作るためはさかなを2つ、くまを1つ作る所から始めることになる

木の根にある設計図ツリーで、矢印が黄色いものはその建築物がパーツになること、青いものは再構築で入手することを示している

以上の3点がゲームのメインとなる流れとなる。放置系で自由度が高く、何をすればいいかわかりにくいので、最初はこの手順でゲームを進めていこう。

木をタップしてピクセル集め
設計図からパーツを作り、家を組み建てる
出現した新たな設計図のパーツを作る

枝に建築物を乗せて特殊効果発動

ツリーの左右にある枝マークの上に家を置くと、家に設定されたさまざまな「枝作り」効果が発動する。ピクセルの生産や後述の雨が降る時間の延長など、ピクセルツリーの発展に効果的なので、活用していこう。

枝マークの上に「仲良し熊家族」を乗せると、雨が振る時間を2秒間伸ばせる「ウォーターサーバ」の効果が発動する

雨を降らしてピクセル増加

一定時間ごとに上空にある雲が発達して、雨を降らせることができる。雨はピクセルツリーにとって恵みで、降らせることでピクセルの収穫数を増やすことができる。画面右上の雲アイコンに「！」が付いていたら、雨雲が大きくなった合図。雲をロングタップすることで雨が降り始める。

雨を降らせると雷が落ち、家に雷マークが付く。雷をタップすると多くの花が咲き、ピクセルをより多く収穫できる

家が増えてきたらツリーをレベルアップ

大きな家をたくさん建造していくと、ピクセルツリーも手狭になってくる。そうなってきたら、ツリーのレベルを上げて置ける範囲を拡張しよう。

サルノスケの下にあるアイコンをタップすると、ピクセルを消費してエリアを広げられる。拡張にはかなりのピクセルが必要なので、家を完成させた時のプレゼントでもらえるピクセルでまかなっていこう

街作りとパズルの両面を持った良作

できあがった家のキャラクターが自由に動いているので、少し眺めているだけでも可愛くて癒される。一般的な街作りゲームと異なり、作業感覚が少なくパーツの組み合わせがパズルのようで面白い。街作りゲームに疲れてしまった人や、ゆるいパズルゲームが好きな人にはゆったりと遊べる良作だろう。焦らずゆっくりプレイも可能なので、通勤時などに少しずつ発展させていくのもおすすめだ。