数万人規模のDiscordコミュニティを運営した筆者がコツを伝授!
弊社では「ギルドロケット」という、Discordを活用したゲームをより楽しく・長く遊んでもらうためのコミュニティ運用サービスを展開しています。
その中で、数万人規模のDiscordコミュニティで企画、管理人を担当した筆者がコミュニティ運用のコツを紹介していきます。
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監修:ささもん(Appliv Games)
ゲームライター歴10年。ゲーム公認Discordコミュニティの管理人として、数万人規模のサーバー運用経験あり。
ゲームはジャンル問わずプレイするが、その中でもゴルフゲームが得意。解説役としてテレビにも出演。
書籍「Discord活用ガイド」(2023年7月6日発売)では、IP公認コミュニティを成功に導いたDiscord運用者としてインタビューも受けている。
■目次 ・そもそもDiscordコミュニティとは?何からはじめるべき? └最初にどういうコミュニティにしたいか考えよう └コミュニティは大きく分けて「ギルド」「総合」の2つがある ・コミュニティ作成の流れ └役職を使ったメンバー管理方法 └必須チャンネル └あったほうがいいチャンネル └チャンネルではないが、あった方がいいもの ・コミュニティ運用のコツ └コミュニティの人数を増やす方法 └コミュニティの盛り上げ方 └ルール決めとトラブル対策準備 └各種トラブルの対応方法 ・Discordコミュニティ運用をご検討中の方へ
そもそもDiscordコミュニティとは?何からはじめるべき?
Discordでは、招待制のクローズドなコミュニティを作成することができます。
だれもかれもが参加できない分、趣味や考え方の近い人を集めやすく、仲良くなりやすいところがメリットです。
ボイスチャットやBOTの導入、役職ごとの権限付与など、拡張性も非常に高いおかげで、ゲームコミュニティは特に相性が良いです。
最初にどういうコミュニティにしたいか考えよう
コミュニティを作るにあたって、「どういうコミュニティにしたいか」を事前に考えておいたほうが、運用もしやすいです。
基本的に「だれでも入れる」「規模が大きい」「色々な目的の人が集う」コミュニティほど荒れやすく、きちんとしたルールや設定、管理人が必要になります。
おおまかで問題ないので、以下のような点は想像しながら、最適な設定をしていきましょう。
- コミュニティの規模:数人、数十人、それ以上など
- だれが使うのか:仲間内で使う、ギルドで使う、同じゲーム好きが集う、同じIP好きが集うなど
- 目的:雑談、情報交換、戦略共有など
- マスト要素:公式のゲーム情報、ボイスチャット、ギルドやマルチ募集など
各項目のリンク先の記事で、具体的な設定方法を掲載しています。併せてご確認ください。
おすすめショートカット
ギルド作成の流れ | 必須チャンネル |
人数の増やし方 | コミュの盛り上げ方 |
トラブル対策準備 | コミュニティデザイン |
コミュニティは大きく分けて「ギルド」「総合」の2つがある
当メディアでは、Discordを活用したゲームコミュニティを「ギルドコミュニティ」「総合コミュニティ」の2つに分けて定義しています。
ギルドコミュニティ:難易度 低 | |
目的 | ゲーム内ギルドのメンバーで使うようなコミュニティ |
規模 | 一般的には10人前後、多くても数十人規模 |
管理 | 仲のいい仲間内でワイワイするものなので、管理しやすい |
総合コミュニティ:難易度 高 | |
目的 | 同じゲームやIP好きが集うようなコミュニティ |
規模 | 参加者は多くなると数万にも及ぶ |
管理 | 雑談、友達探し、情報交換、推し活など目的の異なる人が多く、管理が難しい |
両者は特性が異なるため、必要なものや運用の仕方が変わってきます。
前述の通り、総合コミュイティの方が人が多くなりやすいため、運用の難易度も高いと考えておきましょう。
コミュニティ作成の流れ
コミュニティを作る際には、最初に利用者のロール設定(チャンネル編集やメンバー管理の権限設定)を行うとスムーズです。
まずは管理人やそれに準ずる権限利用者、一般利用者といった役職を作っていきましょう。
ロールが決まったら、以下のようにほしいチャンネルや機能を追加していきましょう。
役職を使ったメンバー管理方法
規模が大きいコミュニティほど、色々な人がいて、トラブルも増えます。特に荒らしはコミュニティから人が離れる最大の要因なので、必ず対策したいところ。
1人で管理するには限界があるので、サブ管理人、モデレーターのような立ち位置の人を作るのがおすすめです。(その権限を与えてもいい人物かの見極めは必要です。)
面白いもので、任命された側は責任感を持つようになり、思いの外一生懸命働いてくれます。積極的に発言してくれているような人は仲間にしてしまいましょう。
必須チャンネル
クローズドとは言え、コミュニティで発言することには一定のハードルがあります。
だれも発言しないチャンネルばかりだと過疎感がでて、コミュニティから人がいなくなる要因にも。
コミュニティとしてほしいチャンネルはもちろんですが、盛り上がりやすいチャンネルや発言しやすいチャンネルも作るようにしましょう。
以下のようなチャンネルは特におすすめです。
あったほうがいいチャンネル
必須ではないものの、ユーザーが利用する機会が多いようなチャンネルです。
要望が多ければ追加する、といったスタンスでも問題ありません。
チャンネルではないが、あった方がいいもの
こちらは利便性の面であったほうがよい機能です。
ときに新規利用者は「どこになにがあるかがわからない」ことが多いので、コミュニティ定着というところで入れておきたい要素です。
コミュニティ運用のコツ
コミュニティを作るだけでは、残念ながら人は増えず、入ってきた人も定着しにくいです。
「いかにDiscordへ誘導するか」「訪問者を盛り上げるか」がコミュニティ運用成功のカギと言えます。
ここからは、誘導面や盛り上げ面でのおすすめ手法を紹介していきます。
コミュニティの人数を増やす方法
コミュニティの人数はいかに外へ発信、訴求するかが重要です。
SNSやDiscordサーバーをまとめた掲示板などでアピールしていきましょう。
どんなコミュニティかが人目でわかるような画像があるとベターです。
コミュニティの盛り上げ方
人にもよりますが、「知らない人が多数いる中、新規で入ってきた人」は、自ら発言しにくいものです。また、”見る専”の人も多いです。
だれも話さないコミュニティが楽しいわけはありません。いかに発言しやすい雰囲気やチャンネル、反応しやすい話題などを投下することが重要です。
積極的に発言する人をうまく巻き込みながら、居心地のよいコミュニティを作っていきましょう。
ルール決めとトラブル対策準備
社会と同様、Discordコミュニティでも人同士が集まるとトラブルが発生します。
よく発言する人が悪目立ちして「荒らし」になってしまうようなことも。
このあたりをうまく諌め、管理するために、事前のルール決めと対策は考えておいたほうがよいです。
各種トラブルの対応方法
こちらは具体的な対応方法の一例です。トラブルはだいたい以下の3つに分類されます。確認して、対応時のイメージを持っておきましょう。
見栄えを良くするデザイン方法
最後はデザイン面のテクニックをご紹介。
必須ではないものの、「ちゃんとしているコミュニティ感」を出す点で有用です。
Discordコミュニティ運用をご検討中の方へ
弊社では「ギルドロケット」という、Discordを活用したゲームをより楽しく・長く遊んでもらうためのコミュニティ運用サービスを展開しています。
熱量の高いユーザーをクローズドコミュニティに囲い込み、仲間との盛り上がりを最大化させ、ゲームのリテンションを向上させることが期待できます。
「ゲームの継続率を高めたい」「リリース時のユーザー離脱を少なくしたい」「コミュニティを作ったけどイマイチ盛り上がっていない」といった方はぜひご確認ください。
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