スマホでは珍しい弾幕系激ムズシューティング
モチーフがモチーフだけに、本作は難易度がかなり高い。ステージ1からすさまじい数の敵と弾幕が押し寄せてきて、うかうかしていると一瞬でゲームオーバーになってしまう。それなりに腕に自信のあるシューティングゲーマーをターゲットにしているのだろう。敵の配置を覚え、画面2回タップで出せる「スペシャルウェポン」を効果的に使っていかないと、序盤のステージすら突破が難しい。
操作系は工夫が見られ、快適
スマホでシューティングとなると、気になるのは操作系になってくるが、本作はよく工夫されていてかなり快適に遊ぶことができる。
スワイプで自機を移動するのだが、指の移動速度に合わせて自機も移動してくれるので、一見回避困難な弾幕でも、回りこんで回避できるケースが多数。
スペシャルショットを活用しよう
とにかく敵弾に押される展開になるため、一定時間でチャージされるスペシャルショットはどんどん使っていこう。威力が高く、敵弾をかき消す効果もあるため、敵が多い場面ではかなり頼りになる。
全体的にはケイブリスペクト?
本作のスタッフがおそらくリスペクトしているであろう、シューティングのタイトル群を簡単に紹介しよう。まず『バトルガレッガ(ガレッガ)』であるが、こちらは1996年2月にライジングが発売したタイトルで、本作のアイテムの出現ルーチンなどはガレッガをモチーフにしているように思える。
また、『怒首領蜂』と『虫姫さま』シリーズは、どちらもケイブが発売している縦シューの人気タイトル。敵弾のデザインや配置などは、これらのケイブシューティングをリスペクトして作られているように感じた。自機の当たり判定が小さいこと、敵を連続撃破するとコンボとなって得点が伸びていくことなどからも、その精神がかいま見える。
事実はどうあれ、本作を作ったのはアメリカのシューティングマニア、というのは間違いないだろう。
アンロックできるのか!? 条件が厳しすぎる隠しキャラ
本作には、最初から使える3キャラに加えて、隠しキャラが1人いる。しかし、アンロックの条件が「1機も失わずにゲームクリア」となっており、達成するのは困難を極める。果たして、彼をアンロックする猛者はいるのだろうか……。
シューティングマニアならぜひ
ひたすらに激ムズな作りの本作。生半可なゲーマーはお断りの、硬派なタイトルとなっている。かつて、アーケードでハイスコアを狙っていたような生粋のシューターなら、喜んでプレイできるゲームデザインではないだろうか。
もはや絶滅危惧種となりつつある、貴重な弾幕縦シュー。ぜひシューター・スコアラーの方々にプレイしていただきたい。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 8.3
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
- 課金総額:0円
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