蒸気機兵 ポチョムキン｜ヒーロー

とある昔のこと…邪悪な魔術師が、技術に長けたドワーフたちを魔法で操り、機械の兵隊「蒸気機兵」を作らせました。蒸気機兵たちは、心を持たない残忍な兵士として、毎日のように戦争に動員されていました。ある日の、戦争の最中のことでした。一人の少年が自分の父親を守るため、勇敢に蒸気機兵に立ち向かいました。しかし、蒸気機兵の装甲は固く、少年には歯が立ちません。少年は、やがて傷付き倒れてしまいました。蹲る少年を無視するかのように進行を続ける蒸気機兵たち。その中に不思議な行動を取る兵がいました。それが、ポチョムキンです。ポチョムキンは、少年と父親を連れて戦場を離脱してしまいました。どういう訳か、彼には自我と慈悲の心が芽生えていたのです。それから、彼は少年と父親の三人で、山奥の村で自由気ままに暮らしました。

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