通常攻撃方法は大きく分けて2種類!
射程内に入ると、自動的に敵へ攻撃する通常攻撃。
使用ヒーローにかかわらず、いつでも気軽に使える攻撃手段だが、通常攻撃にも種類があることをご存じだろうか。
一般的な攻撃方法である単発攻撃と、手数の多い攻撃方法である多段攻撃だ。
「単発攻撃」とは?
オーソドックスな攻撃方法で、大体のヒーローはこちらに属す。
一定の間隔を空けて、一発ずつ攻撃していることが多い。
通常攻撃が単発攻撃のヒーロー
「多段攻撃のヒーロー」に該当しない全ヒーロー
単発攻撃の特徴
単発攻撃の一発は、攻撃力と同じ威力となっており、そこから敵の防御力を引いて、最終的なダメージ量となる。
詳細は、多段攻撃の項目にて解説する。
「多段攻撃」とは?
単発攻撃と比べて、一発の攻撃間隔が極端に短く、連続攻撃のようにも見える攻撃方法。
そのため、1秒間に攻撃する回数も段違いなのだ。
単発攻撃のマルコスと多段攻撃のマリアが、1秒間に通常攻撃をする回数を比較してみた。
通常攻撃が多段攻撃のヒーロー
乃保 |
ルチアーノ |
グスタフ |
マリア |
エミリア |
メグメグ |
ひなた (AR時) |
オカリン (HA効果中) |
ギルガメッシュ |
ノクティス (アビリティ発動時) |
ニーズヘッグ |
アインズ |
輪廻 |
– | – | – |
多段攻撃の特徴
先ほど解説したように、多段攻撃は、1秒間に攻撃する回数が多いので、単発攻撃よりも強力だと思うかもしれない。
しかし、多段攻撃には、一発のダメージに連続攻撃補正がかかるという、最大の欠点があるのだ。
「連続攻撃補正」とは?
多段攻撃をするヒーローにかかる、攻撃速度が速いぶん、一発の威力が下がってしまう補正のこと。
つまり、手数は多いが、一発のダメージ量が単発攻撃に比べて低くなりやすいのだ。
連続攻撃補正の仕組みは、ダメージ計算からひもいていくとわかりやすい。
ダメージの計算式
(自分の攻撃力)-(敵の防御力)=(ダメージ量)
まずは、この計算式を単発攻撃のマルコスに当てはめてみる。
この画像のマルコスの攻撃力と、敵の勇者の防御力から、ダメージ量を計算。
1,096(自分の攻撃力)-349(敵の攻撃力)=747(ダメージ量)
画像で表示されているダメージ量と一致していることがわかるだろう。
次に、多段攻撃のマリアに同じ計算式を当てはめる。
この画像のマリアの攻撃力と、敵のアタリの防御力から、ダメージ量を計算。
1,096(自分の攻撃力)-349(敵の防御力)=747(ダメージ量)
ここで、計算結果と実際に与えているダメージ量が、違うことに気づくだろう。
計算上は、747ダメージだったが、実際に与えているダメージは374ダメージで、373ダメージも低くなっているのだ。
これが「連続攻撃補正」による影響で、多段攻撃のヒーローの通常攻撃は、攻撃力に1以下の倍率がかけられてから、敵の防御力が差し引かれたものが、最終的なダメージ量となる。
多段攻撃のダメージ計算式
(自分の攻撃力)×(連続攻撃補正倍率)-(敵の防御力)=(ダメージ量)
ちなみに、連続攻撃補正の倍率は、ヒーローによって異なる。
連続攻撃補正倍率一覧
ヒーロー名 | 多段攻撃補正倍率 |
---|---|
乃保 |
通常:約0.66倍 |
ルチアーノ |
通常:約0.73倍 |
グスタフ |
通常1発目:等倍(単発攻撃) 2発目以降:約0.65倍 |
マリア |
通常:約0.66倍 |
エミリア |
通常:約0.63倍 |
メグメグ |
通常:約0.355倍 HA:約0.714倍(※) HS:約0.88倍 |
ひなた (AR時) |
AR通常:約0.38倍 |
オカリン (HA効果中) |
通常1発目:等倍(単発攻撃) 2発目以降:約0.40倍 |
ギルガメッシュ |
通常:約0.43倍 |
ノクティス (アビリティ発動時) |
通常1発目:等倍(単発攻撃) 2発目以降:約0.40倍 |
ニーズヘッグ |
通常:約0.404倍 HA:約0.66倍 |
アインズ |
通常1発目:等倍(単発攻撃) 2発目以降:約0.28倍 |
輪廻 |
通常:約0.465倍 |
※2022年3月末現在
※通常=通常攻撃
※HA=ヒーローアクション
※HS=ヒーロースキル
※メグメグのHAの倍率は、最大ダメージが出る射程の場合。この倍率から、敵との距離が開くほど、徐々に倍率が下がっていく
こちらの表を元に、再びマリアのダメージを計算してみる。
1,096(自分の攻撃力)×0.66(連続攻撃補正倍率)-349(敵の攻撃力)=374(ダメージ量)
このように、多段攻撃のヒーローは手数が多い代わりに、一発のダメージ量が、連続攻撃補正倍率によって減らされているのだ。
バトル中での単発攻撃と多段攻撃
単発攻撃と多段攻撃、それぞれの違いを理解したところで、その違いによってバトル上で、どのような影響が出るのかを紹介していこう。
防御力による影響の差
ダメージ計算式にもあった通り、『#コンパス』では基本的に一発の攻撃ごとに敵の防御力が差し引かれたものが、最終的なダメージとなる。
つまり、多段攻撃は、単発攻撃よりも手数が多いため、そのぶん敵の防御力が多く差し引かれていることになる。
そのため、多段攻撃のヒーローは、防御力の高い敵に対しては不利になるのだ。
まずは、全ヒーローで最も防御倍率が低いイスタカを相手に、単発攻撃のマルコスと多段攻撃のマリアで通常攻撃をして、1秒間に与えたダメージを比較した。
検証結果
- マルコス(単発):922(一発のダメージ)×2.5(1秒間の攻撃回数)=2,305
- マリア(多段):549(一発のダメージ)×6(1秒間の攻撃回数)=3,294
結果は一目瞭然。多段攻撃のマリアの圧勝だった。
次に、全ヒーローで最も防御倍率が高いジャスティスを相手に、単発攻撃のマルコスと多段攻撃のマリアで通常攻撃をして、1秒間に与えたダメージを比較した。
検証結果
- マルコス(単発):572(一発のダメージ)×2.5(1秒間の攻撃回数)=1,430
- マリア(多段):199(一発のダメージ)×6(1秒間の攻撃回数)=1,194
防御力の低いイスタカへの検証では、1,000ダメージ近く上回っていた多段攻撃のマリア。
しかし、防御力の高いジャスティスに対しては、単発攻撃のマルコスのダメージ量を下回ってしまう結果となった。
これらの検証から、多段攻撃のヒーローは、防御力の低い敵に対して、ダメージを多く与えられるため、相性がいいことがわかった。
逆に、防御力の高い敵は、極力狙わないようにするのがいいだろう。
防御力の高い敵への対処法
多段攻撃ヒーローの最大の敵は、防御力。
防御力の高い敵への対処方法はシンプルで、敵の防御力を下げればいいのだ。
防御力の高い敵に対しては、攻撃力を上げるカードよりも、防御力を下げるカードのほうが効果的といえる。
「おかあさん だーいすき」は、目の前にいる敵の防御力を「0」にする強力なカード。
防御力の影響を受けずに攻撃ができるので、多段攻撃のヒーローとは相性がとてもいい。
「連合宇宙軍 シールドブレイカー」は、防御力を60%ダウンさせるカード。
おかあさんよりも効果は薄いが、効果は目の前でなく敵全体。
どこにいても、敵の防御力を下げられるのが強みだ。
ただし、おかあさんもシールドブレイカーも、【防】カード効果中の敵には効かないので気をつけよう。
攻撃カードも単発と多段に分かれている
通常攻撃をメインに紹介したが、実はカードの近距離攻撃や遠距離攻撃などの攻撃カードにも、単発攻撃と多段攻撃の2種類があることを頭に入れておこう。
単発攻撃
- 近距離攻撃カード【近】
- 周囲攻撃カード【周】
多段攻撃
- 遠距離攻撃カード【遠】
- 連続攻撃カード【連】
多段攻撃の性能を理解すれば大化けする!
多段攻撃のヒーローの通常攻撃は、うまく生かせば爆発的な火力となる。
攻撃する敵を見極めたり、防御力ダウンのカードを入れたりして、単発攻撃にはない高火力を思う存分敵へ見せつけよう!
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