名実ともにpsの高いメンバーが集まったチーム!
2020年4月26日・29日に、『キックフライト』初となる公式大会、「FLYERS」が開催された。
大会には真の最強を決める「ガチクラス」と、気軽に参加できる「エンジョイクラス」が存在。どちらも多くのプレイヤーが参加し、腕を競い合っていた。
今回、Appliv Gamesはガチクラスで優勝、つまり現在スクランブル最強のチームである「psトップ勢!」の皆さんへオンラインインタビューを実施させていただいた。
短い時間ながらさまざまなお話をお伺いすることができたので、彼らが優勝するまでの過程でどのようなことを考えていたのか綴っていこう。
決勝戦第一試合はまさかの苦手マップだった!?
――キックフライト公式大会、優勝おめでとうございます!
決勝戦でも第一試合こそ引き分けでしたが、第二試合からは圧倒的な実力を見せつけての優勝でしたね。 優勝したときのお気持ちはいかがでしたか?
青龍:初の公式大会ということもあり、優勝したときはものすごく嬉しかったです!
大好きくん:大きな大会での優勝は初だったので、とても嬉しかったです!!
ゆーく:このメンバーならまず優勝できると踏んでいたので、優勝した時は安心感のあとに嬉しい気持ちがきました!
あすあす:優勝したときは、メンバーが安定した動きができていると言うことへの感謝の気持ちが大きいです。
――やっぱり大きな大会、しかも公式大会となれば嬉しい気持ちも大きいですよね!
あすあす:1戦目は自分達の苦手な「ミクルモ遺跡」だったのが、苦戦の原因だと思ってます。リスポーン位置からガーディアンまでが非常に近いので、瞬間的な逆転が横行しやすいからです。
青龍:そうだね。「ミクルモ遺跡」だけが安定しなかったからね。
――まさかの苦手マップだったんですね! 苦手なマップが1番最初に来たときはいかがでしたか?
ゆーく:ここで来るのか!っていう反応は皆ありましたね。でも結局ベストを尽くすだけなので、そこまで揺らぐことはなかったです。
青龍:逆に気を引き締めるいい機会になりました。
あすあす:苦手ではありますが、負ける気はしてませんでした。結果は引き分けでしたが(笑)
大好きくん:僕は大会決勝1回戦目っていうのもあって落としたくなかったので、緊張しました。
――驚きはしたが、自分たちのパフォーマンスを発揮できれば問題ない、ぐらいの感覚だったんですね。
ゆーく:ただ、引き分けの主な要因は自分の初動ミスでした。
――初動のミスとは?
ゆーく:作戦では自分が開幕カイトを落とす予定だったのですが、カイトを狙う前にピトフィを狙ってしまい、カイトにターゲットを取り直していたら、横からピトフィにガイモスを刺されてキルされてしまいました。
あの場面は、そのままピトフィを処理しておけば初動勝ってる試合でした。
あすあす:「ミクルモ遺跡」の場合、開幕狙いたい敵を狙うのが難しいから ゆーくくんのミスと言うよりかはマップが良くなかった(笑)
青龍:どっちから狙った敵が来るか分からないから、あれは仕方ない。
――マップの形状のせいで、狙っていたキッカーを狙いきれず、予定していたベストの動きができていなかったんですね!
あすあす:思うように狙いたい敵を狙えないんですよね。壁が多すぎて避けられたり、散られると移動した方向によっては取り返しつかなくなるって感じです。
そのとき、自分は開幕右に行っていたんですが、アタッカーが二人ともゆーくくんの方にいってしまい、カバーが間に合わなかったですね。
ゆーく:マップという要因もありますが、自分の判断ミスでもあります。
大好きくん:初動2落ちしてしまったのもあって、自分が回収したいルートをしっかり回収できなかったのも大きかったですね。
――なるほど。苦手マップなだけでなく、さらに想定外の状況にもなっていたんですね。ただそれ以降は、思い通りの展開を作れていたんでしょうか?
あすあす:そうですね。しっかりこちらの回収役を守りながら、相手の回収役だけを落とし続けられました。
青龍:途中クリスタルの差を10個以上付けられていたんですが、その後の敵チームの巻き返しを食らってしまったのが痛い点です。
――確かに試合終盤に相手の追い上げがあって、逆転を許してしまうような展開になりましたが、そこから引き分けまで持ち込めたのは何故だったのでしょうか?
青龍:大好きくんのアンナにヘイトが溜まっていた分、相手チームの回収が足りていなかったことだと思います。
大好きくん:最後は僕にヘイトが向かっていたので、僕を落とすのではなく回収していれば相手が勝っていたのかと思います。結局最後ギリギリ落とせていなかったので。
あすあす:正直最後の数秒でみんな余裕がなかったので、情報共有をできていませんでした。ここの動きで勝てる兆しがあったので、そこは反省点です。
ゆーく:でもやっぱり皆が最後まで諦めず、残り数秒でも数個のクリスタルを取ったり、敵のクリスタルをロストさせたりしたからですね。
――最後の最後で、個々の力やチームの判断力に差があったんですね。
シーズンで培った経験を元に練りこまれた編成や作戦は圧巻!
――今回の大会に向けて、練習はどれくらい行われましたか?
ゆーく:2時間を2回ほどですかね。
――え!? 少ない!
ゆーく:それまでシーズンでずっと一緒にやっていたので、その動きの再確認程度のものでした。
大好きくん:基本的に4人で集まった時しかスクランブルしてませんでしたね。
青龍:後はちょっとカスタムをしたりしてました。
あすあす:苦手なマップを重点的に練習してましたね。「ミクルモ遺跡」は特に勝率悪かったので、開幕は回収優先としてユイエンにも初動回収させたりしてました。
青龍:他のステージでも初動ユイエンは回収してたよね。
大好きくん:打ち合わせでは回収ルートなども話してたんですよ。
あすあす:「ミクルモ遺跡」ならリスポーン地点の右側を敵のアンナが取りにくることが多いので、その対処でユイエンを向かわせる、とかですね。
――直前にあったシーズンの動きを元にしていたから、練習時間は少なくともしっかりとした基本戦略ができあがっていたんですね。普段からこの4人でチームを組まれてプレイされているんですか?
青龍:いや、この4人で組んだのはシーズンが初ですね。そこから公式大会が決まって、どうせならこの4人で出ようってなりました。
あすあす:実は猛者育成グループというものを自分が作っていて、そのグループの中でも特にプレイヤースキルが高い人を誘ってシーズンは組んだので、必然的に大会でも同じメンバーになりました。
――シーズンでトップを目指せるチームを組んでいたからこそ、大会でも同じメンバーになっていたんですね。
そんな猛者が揃った中で、今回グレンホーク2人・アンナ・ユイエンという編成でしたが、この編成にしたのは何ででしょうか?
あすあす:この編成にしたのは基本的には自分なんですが、スタイルとしては一番尖らずに丸いプレイができるということを意識して編成を組んでいます。
全員平均的な体力とスピードを持ち合わせており、全てのキッカーが状況に応じて、防衛・回収・カバーが安定してできるようにしています。
そしてさらに差をつけられるのが、グレンホーク2人による「オペレーションウイング」の頻度です。
オペレーションウイングは連携さえとれていれば、さまざまな場面で輝く非常に強いスペシャルスキルです。特にユイエンに攻撃速度アップは強力で、それだけでガーディアンを一気に削れます。
青龍:シーズンではピトフィ・グレンホーク2人・バジーという編成だったんですが、バランス調整でピトフィの下方・ユイエンの上方でアタッカー枠がユイエンに変わり、バジーはローズミーの影響もあってアンナに変わりました。
――何かに特化したキャラをあえて入れないことで、全員がお互いのカバーをできるように作られた編成だったんですね。
そんな考え抜かれた編成で挑んだ大会ですが、ズバリ勝利の秘訣は何だったんでしょうか?
青龍:一人一人の対応力と連携だと思います。
ゆーく:同じくです。
大好きくん:このメンバーなら優勝できる!という心の余裕も必要だと思いますね。
あすあす:対面に勝ち越し続けることで、アンナを動きやすくしつつ相手には動きづらい環境を作りだせる個々の力。
そして、こちらのアンナを守り抜き、相手の回収役を落とし続けられる余裕を作り続けた連携力が、勝利に一番つながったのではないかと思います。
最強チームメンバーの次なる目標、そして今後の意気込みを聞いてみた!
――皆さんの次の目標は決まっていますか?
あすあす:自分は先ほど申し上げた猛者グループのメンバー数を増やし、教える立場になろうと思っています。
ゆーく:自分はそのあすあすさんのグループで、次回のスクランブルシーズンまで個人のスキルを磨ければと思っております。
青龍:次のフラッグのシーズンで、トップ10を取れたらいいなと思ってます。
大好きくん:僕も次のフラッグシーズンでトップ10を目指し、また公式大会があったら優勝目指したいと思います。
――皆さん目指している位置はやはり高めですね! 最後になりますが、今後の意気込みをお願いいたします!
あすあす:1位なりの立場を最低限考慮した振る舞いをしつつ、自分のスタイルは崩さずに、引き続きキックフライトを楽しんでいこうと思います。
大好きくん:アンナを全ルールで使い、アンナ使い全国1位を目指します。
青龍:ピトフィが環境に帰ってくることを信じて全1目指します!
ゆーく:楽しみつつやるからにはベストを尽くします!
――ありがとうございました!
トッププレイヤーの動きを見て勉強しよう!
今回インタビューさせていただいた「psトップ勢!」の中で、「青龍」さんと「あすあす」さんはミラティブで配信も行われている。
公式大会で優勝するだけの実力を持ったトッププレイヤーの動きは、滅多に見られるものではない。彼らの配信は見るだけでも、非常に勉強になることが多いだろう。
これから少しでも『キックフライト』が上手くなりたいという方は、是非とも配信を視聴して、トッププレイヤーたちから上達する術を学んでいこう!
「FLYERS」の決勝戦も要チェック!
「psトップ勢!」の皆さんが優勝を決めた、公式大会「FLYERS」の決勝戦が、公式YouTubeチャンネルから投稿されている。
こちらの試合も見るだけで学ぶことの多い動画。熱い試合を繰り広げた彼らの戦いをまだ見ていない人は、是非とも見てほしい。
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