世界的人気を誇る『リネージュ』の魅力は、ゲームの深さと圧倒的な自由度
――韓国・台湾では既に配信されている『リネージュM』ですが、日本での配信開始に向け、これまでを簡単に振り返ってのお話を聞かせてください。
大河内卓哉氏(以下、大河内氏):『リネージュM』は2017年6月に韓国でリリースし、2018年には台湾でリリースしました。元々の『リネージュ』が世界規模で人気を博した伝説的なPCゲームで、当時の熱狂が今回のモバイル版ヒットに繋がっています。日本でも熱烈なファンを生み出し、大勢のユーザーに楽しんでいただきました。
それでも、世界での人気と比べると、日本ではJRPGの浸透力が高い分だけ、大衆化までは難しい状況でした。今回リリースする『リネージュM』を通じて、今も日本で遊んで愛してくれている、また当時やりこんだ『リネージュ』ユーザーが、ほかのゲームを遊んでいる友達、またはあまりゲームを遊ばない友達と『リネージュ』の話題を楽しく、一緒に話せる環境を作り出すべく準備を進めています。
モバイル版をきっかけに、たくさんの方に本作を楽しんでいただきたいと思っています。
――世界中のユーザーから愛されるリネージュの魅力はどういったところにありますか?
大河内氏:一言でいうと、「ゲームの深さ」ですね。プレイした事がある方は分かると思いますが、世界が緻密に構築されているので「自分ゴト」として熱くなれるんです。リネージュには他のゲームでは味わえない、感情で動ける圧倒的な自由度があります。
また、『リネージュM』を発表してから、すでにアンテナが高い人からは「何で当時のグラフィックのままなの?」とTwitterで話題にしていただいています。そういう人にこそぜひプレイしてほしいですね。
ハイレベルなグラフィックのゲームがたくさんある、そして今後も出続けるハイグラフィックゲーム戦国時代に、『リネージュM』はリリースされた世界各国にて1位(※)を獲得しており、ゲームという分野の魅力はグラフィックのみではないことを証明し続けています。
※累計プレイヤー数は700万人を越え、1日あたりの売上が約12億円超えるなど韓国スマホアプリ史上最高記録を誇る
決められた物語ではない、誰かの行動から作られる物語がある
――確かに反応を見ていると、グラフィックに言及している人が多かったですね。『リネージュ』ならではの面白さが味わえるとの声も多く聞こえました。
大河内氏:MMOとして本当に熱い時代、当時のグラフィックで、これだけしっかりしたスマートフォン対応のゲームが構築されてサービスが続くのは、おそらく『リネージュM』が最後なのではないかと、個人的には考えています。
MMO業界全体で観ると1998~2005年、私もそうですが当時の熱狂を体験した世代からすると、「あの頃はアツかったよなあ」と懐かしい気持ちを思い出して楽しめます。
また、当時の『リネージュ』を体験していない若い世代の方にも、本作を通してその面白さを味わってほしいですね。
特に、最近のモバイルMMOしか知らない方なら、MMORPGというジャンルの歴史のなかで、便利になるにつれ失われてしまった、本当の意味でのロールプレイングの余地や自由度など、熱かったモノが『リネージュM』では見つかると思います。
例えば、最初の村の前で待ち構えてPKするようなプレイもできたあの時代。この仕様を、ユーザーがゲームをやめるポイントと捉えると、今では考えられないですよね。
でも、それで良いんです。ゲームの中の1つ1つの出来事が人間のドラマそのもので、プレイヤーが自分だけの物語を作っていく『リネージュ』の本質をなくさないよう、本作では徹しています。
――クエストをベースにオートプレイで進行するようなタイトルとは大きく異なる部分ですね。
大河内氏:はい、例えばゲームをプレイしていてダンジョンで迷う体験は昔と比べて少なくなっていると思うんですが、『リネージュM』に関しては、PC版『リネージュ』を元にした複雑な構造のまま作られています。
ダンジョンで迷ったら誰かに尋ねる、その自由度の高い点、1人では解決できない疑問がプレイヤー同士のコミュニケーションを生み、人と人とが繋がっていくきっかけになる、本家リネージュの持つゲーム感を大切にしています。
「今日は狩りに行こう」「場所が分からない……」「じゃあ連れて行くよ!」ってみなさんでどんどん会話して欲しいですね。リネージュでは一人一人の行動した結果がその世界の中に反映され、誰かが動いたことによる物語がそこにはあるんです。
モバイル版が待望の日本リリース、気になるその全貌とは?
――今回リリースするにあたり、先行している韓国・台湾との違いはありますか?
大河内氏:『リネージュM』はリネージュの本質、MMOとしての完成度を根幹として勝負しているタイトルなので、世界基準のゲームバランスを日本でも楽しみに待っている皆さんにお届けできるよう、現在調整を行っています。
日本版に関してだと、チュートリアルにはかなり力を入れていますね。海外の『リネージュ』、MMOを知ってる人なら一言で分かるものでも、国内だとJRPGの用語、仕様などの影響で通じないところなどがあるんですね。そこは、きちんとみなさんが理解できるような形を目指しています。
――リネージュ・リテラシーみたいなものですね?
大河内氏:そうです、特に新しく触るユーザーが、ここはつまずくだろうなと思う部分を1つずつピックアップして開発しているところなので、リネージュ未経験の方でも安心してプレイしていただけると思います。
――アイテムや経験値バランスは日本版でどうなりますか? アップデートを重ねている韓国版の状況が気になるユーザーも多いと思うのですが。
大河内氏:そこは極力変えません、『リネージュM』は1箇所調整を行うと全体のバランスが崩れてしまうほどの緻密な数字的構造になっているため、特に経験値効率や販売物など、かなり慎重に扱っています。
世界基準のゲームバランスを、日本でも楽しめるよう開発を進めています。海外ですと約1~2年間アップデートを続けている影響で、スタート時のバランスからズレが発生しているところがあるため、現在日本でリリースするための調整を行っているところです。
アップデートに関して、運営としては世界で楽しまれている『リネージュM』の形に、徐々に追いつきたいと考えています。
――今回、シリーズ初の試みなどはありますか?
大河内氏:そうですね、まず『リネージュ』ユーザーにお伝えしたいのは、『リネージュM』では一部のキャラクターに声が入ることです。
PC版リネージュをプレイしている方、プレイしたことがある方にとっても、新鮮に感じていただける点ではないでしょうか。
また、スマートフォン向けに用意された機能の1つとして、「アークセレクター」という機能が実装されます。
こちらは“攻撃順番を直感的に選択する機能”となっておりまして、指で画面をなぞるだけで簡単にターゲットでき、戦闘する順番が決められます。
重なっている敵でも、順番をつけてターゲットできることも可能です。スマートフォンのタッチ操作に慣れていない方でも、安心していただければと思います。
事前登録受付中、今後サーバーとキャラクター名の先行登録も予定!
――先行登録などは行う予定ですか?
大河内氏:はい。長くプレイするゲームにおけるキャラクターの名前って、もはや人生そのものじゃないですか。エヌシージャパンは『リネージュ』を17年運用している実績を持ち、そういった部分の重要性をとても理解している会社です。登録の機会を必ず設ける予定ですので、公式Twitterをチェックしていただけるとうれしいです。
――最後に、リリースを楽しみにしているファンのみなさんへ向けてコメントをお願いします
大河内氏:昔、リネージュを一度でも体験している皆さんには、あの頃の熱狂を思い返してまた楽しんでいただきたいですし、まだ体験したことのない方には、この『リネージュM』でリネージュの良さをぜひ感じていただきたいです。
リリースを迎えるまでに、リネージュの思い出や体験をTwitterで共有したり、友達と話したりしながら楽しみにお待ちいただけますと幸いです。皆さんのお力添えもいただきながら、盛り上げていければうれしいです。
『リネージュM』最新情報は公式SNSで随時発信中
事前登録受付と合わせ、『リネージュM』に関する情報を皆さまにお届けするだけでなく、さまざまなキャンペーンの開催も予定しております。
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『リネージュM』Twitter公式アカウント(@LineageM_JP)
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公式ハッシュタグ:#リネージュM
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『リネージュM』LINE@公式アカウント(@lineagem_jp)
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『リネージュM』Facebook公式アカウント
『リネージュM』事前登録概要
実施期間:2月15日(金)~ リリース前日まで
『リネージュM』の事前登録は、以下のいずれかの方法で行うことができます。
- LINEでの登録方法
LINE公式アカウントの友だち登録で完了 - Twitterでの登録方法
公式Twitterをフォローで完了 - Facebookでの登録方法
公式Facebookをフォローで完了 - メールアドレスでの登録方法
事前登録サイト入力フォームにご自身のメールアドレスを入力し「登録する」ボタンを押すことで登録が完了 - Google Playでの登録方法
こちらのサイトへアクセスし「事前登録ボタン」を押すことで登録が完了
タイトル概要
- タイトル名:Lineage M(リネージュM)
- ジャンル:MMORPG
- サービス開始予定日:2019年春
- 価格:ダウンロード無料・アイテム課金有り
- 対応OS:iOS 9.0以降/Android4.4以上
- 開発:NCSOFT
- 運営元:NC Japan K.K.
(C) NCSOFT Corporation. Licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved.