- エミュレータとは?
- エミュレータはスマホ向けMMOに最適
- エミュレータ導入の前にPCをチェック!
- BlueStacks 4の動作環境(システム要件)
- NoxPlayer 6の動作環境(システム要件)
- どっちがおすすめ?
- エミュレータ、リネMの導入方法
- 導入の流れ
- 挙動が重いときに確認したい設定
エミュレータとは?
エミュレータと言ってもいろいろあるが、ここではスマホ(Android)端末を模倣し、代わりにゲームをプレイさせられるツールを指している。
エミュレータをPCに導入し、ゲームをインストールすることで、「PC上でスマホゲームをプレイする」ことを可能にしてくれる。
PCの大きなモニターで、マウスやキーボードを利用してプレイできるところが魅力。並行して別の作業もしやすく、ながらプレイにも向いている
この記事では、エミュレータの二大巨頭といえる、「BlueStacks」「NoxPlayer」の特徴や導入方法について紹介していこう。
エミュレータはスマホ向けMMOに最適
エミュレータ最大の魅力は、PCを利用することで、スマホ端末を占有せずにゲームをプレイできるという点。
充電や通信量といったスマホ特有の悩みや、ほかのゲームがしにくいといった弊害を気にせずに長時間プレイし続けることができる。
放置狩りが必須となる昨今のスマホ向けMMORPGには、まさに最適なものといえる。
マウスとキーボードを利用できるおかげで、「誤タップしにくい」「チャットが打ちやすい」ところもメリット。また、主要なアイコンにはショートカットキーも設定でき、キーボードのみの操作も可能。慣れるとこちらの方が便利かも?
リネMにも、「節電モード」と「ログアウトプレイ」といった放置狩りを利用しやすくする機能が搭載されている。エミュレータと併用して、無駄なく狩りをしてみよう
エミュレータ導入の前にPCをチェック!
まずは、そもそも使っているPCが、エミュレータを動作する環境を満たしているかは確認しておきたい。
基本的に新しいPCなら問題ないかと思うが、古いPC(だいたい5年以前)の場合はエミュレータの挙動が重くなる可能性もある。
OSやCPU、メモリなどは「PC」のプロパティから、グラフィックやサウンド周りの詳細は「デバイスマネージャー」から確認してみよう
BlueStacks 4の動作環境
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Windows 7以上 | Windows 10以上 |
CPU | Intel or AMDのプロセッサ | Intel or AMDのマルチコアプロセッサ こちらのスコアが1000以上のもの |
メモリ | RAM 2GB以上(ディスク容量ではありません) | 6GB以上 |
グラフィック | 記載なし | Intel/Nvidia/ATIのオンボードあるいはディスクリートコントローラ こちらのスコアが750以上のもの |
ストレージ | 5GB以上のディスク容量 | 5G以上のディスク容量 可能ならSSD (または Fusion/Hybrid Drives) |
インターネット | 必須 | 必須 |
NoxPlayer 6の動作環境
最低環境 | 推奨環境 | |
---|---|---|
OS | Windows XP SP3 | Windows 7 (64 bit版) 以降 |
CPU | デュアルコア | マルチコア |
メモリ | 1.5 GB RAM | 4 GB RAM |
グラフィック | Open GL 2.0 以上 | グラボの性能に比例してパフォーマンスが向上 |
DirectX | 9.0 c | 11.0 以降 |
ストレージ | インストール 1 GB システム 1.5 GB | インストール 1 GB システム 1.5 GB |
インターネット | 必須 | 必須 |
サクサクプレイしたい場合は、推奨環境を満たしておきたい。
最低環境では、ゲームの挙動がカクカクになったり、ゲーム自体が重くなったとき(多数のプレイヤーが同じ場所にいるなど)にエミュレータが落ちてしまう可能性がある。
ただ、放置狩りなど、細かなプレイングや素早いレスポンスが必要ではない場面もある。このあたりは、PCのスペックとも相談しつつ、スマホとうまく併用していこう。
『リネM』ならワールドボスやイベントボス挑戦時のような、1カ所に大量のプレイヤーが集うときに挙動が重くなる。PCが低スペックの場合は、こういう場面のみスマホに切り替えるのがおすすめ
ハイスペックPCならBlueStacks、古いPCならNoxPlayerがおすすめ
どちらのエミュレータを使うかは悩みどころだが、両者とも優秀で、ゲームのキーボードショートカット機能、細かな設定機能などはあまり大差がないといえる。
BlueStacksは、「スマホの6倍の速度で動作する」を謳っているだけあり、PCの性能が高ければ、それに見合うだけのものを発揮してくれる。
一方、推奨環境に満たない場合、ゲームがかなり重くなる。PCのスペックが低い場合は、NoxPlayerを利用した方が安定する印象だ。(※)
PC環境の充実ぶりや使い方、ゲームとの相性もあるので、どちらも導入して、挙動を確かめてみるのがおすすめだ。
※root化しやすく、自動操作マクロが組めるところはNoxPlayerの特徴だが、BANの対象になりかねないので非推奨
エミュレータ、リネMの導入方法
ここからは、エミュレータの導入から、『リネM』をプレイするまでの流れを簡単に紹介していこう。
どちらのエミュレータも、公式サイトから「インストーラ」をダウンロードし、インストール後にGoogle Playストアから『リネージュM』を導入する点は変わらない。
インストールのために必要なファイルが「インストーラ」。BlueStacksなら「BlueStacksInstaller~.exe」、NoxPlayerなら「nox_setup~.exe」がダウンロードフォルダにあるはず
導入の流れ
1. 先にアカウント連携をすませよう
エミュレータとスマホでデータを併用するため、すでに遊んでいるデータのアカウント連携が必須になる。まずはゲーム内から連携を完了させておこう。
アカウント連携は「設定」画面の「情報」項目から行える。どれを利用してもいいが、後々使用することもあり、Googleアカウントで連携するのがおすすめだ
2.インストーラを起動し、データのDL、セットアップが完了するのを待つ
インストールボタンをクリックするとシステムデータのダウンロードが開始される。
後々リネージュMのデータもダウンロードすることになるため、5G以上のディスク容量はあらかじめ確保しておこう。
両エミュレータのインストーラ起動直後の画面。「インストール」ボタンをクリックしよう
3.Google Playストアにログインし、『リネージュM』を検索、DLする
エミュレータでは、Google Playストアにログインし、ここから『リネージュM』を検索してダウンロードすることになる。
BlueStacksの場合はセットアップ完了後に、NoxPlayerの場合はゲームをダウンロードする段階で、Google Playストアへのログイン画面が表示される。手持ちのGoogleアカウントでログインしよう。
iOSユーザーの方で、Googleアカウントを持っていない場合は、Gmailを新たに登録するなどして、アカウントを用意しておこう。
ストアのログイン画面が出たら、登録済みのGoogleアカウント、パスワードを入力することになる。入力が終わったら『リネM』をインストールしよう
なお、初回導入時は特にだが、ストアにアクセスできなかったり、ゲームインストールがなかなか終わらなかったりすることがある。その場合はエミュレーターを再起動してみよう。
4.『リネM』を起動後、アカウント連携・端末登録を行って完了!
『リネM』のインストールが完了したら、エミュレータのホーム画面に追加されるため、起動する。
初回ダウンロード完了後にタイトル画面へ遷移すると、ログイン方法を問われるので、1で連携したアカウントを選ぼう。
これまで遊んでいたデータをエミュレータでも利用できるはずだ。
ログイン画面に連携済みのキャラクターがいれば完了といえる。いない場合は、サーバーが違う可能性があるので要チェック!
なお、セキュリティによる2次認証を利用している場合は、アカウント選択後に本人確認画面も表示される。
この場合は、登録時に設定した電話番号にコードが届くので、これで認証を行っていく。
コードはどこ?という方はまず携帯電話をチェックしてみよう。筆者の場合、SMS(ショートメール)で画像のようなコードが届く
セキュリティ設定を行うと、AC-1のバフが付与される。タイトル画面左下の表示から登録できるので、まだの方はやってみよう。
エミュレータの挙動が重いときは……
エミュレータの挙動が重い、快適にゲームができないときは、以下の設定を見直すことで改善する可能性がある。簡単に説明していこう。
- グラフィックモード:基本は「OpenGL」推奨。ただ、ゲームによっては「DirectX」にすることで軽くなる場合もある
- ディスプレイ:「解像度」と「DPI」の設定を数値の低いものに変更する
- CPUコア数:PCが低スペックのときは下げる、高スペックのときは上げる。ただし、その分ゲーム以外の作業が重くなる可能性あり
- メモリー:CPU同様、PCが低スペックのときは下げる、高スペックのときは上げる。経験上、2Gでは、“なんとか動く”レベルで、最低でも4G以上はないと快適にプレイすることは難しいと思われる
- フレームレート:基本的に下げると動作は軽くなりやすい。ただし、低くしすぎると画面が滑らかに表示されないため、最低でも20以上は保っておこう
設定の中でも、CPUやメモリをどの程度使用するかはエミュレータ、ゲームの挙動を大きく左右する。
上記のように、PCが古いか新しいか(動作環境を満たすかどうか)で設定の仕方が変わるので、自分の環境に合わせたものを選択するように心がけよう。
BlueStacks4の設定画面。歯車マークをタップ後、「環境設定」の「エンジン」を選択しよう
NoxPlayer6の設定画面。歯車マークをタップ後、「高級設定」を選択しよう
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