リネージュとの出会い
我と『Lineage(以下、リネージュ)』との出会いは今から約16年前くらいだろうか。
初めてリネージュを観たのは、とあるニュース番組。
「オンラインゲームというものが、韓国で社会問題になっている」という報道だ。
そもそもゲームが好きな我は、「リネージュ」という単語よりも、初めて聞く「オンラインゲーム」というジャンルに興味を惹かれた。
その後、偶然にもYahoo! BBのプロバイダ契約キットの中にリネージュの体験版CDが入っており、そこからリネージュの世界に足を踏み入れたのだ。
まさか当時はこの「オンラインゲーム」なるものが、我の人生に大きく影響するものとは思わなかった。
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リネージュの思い出
思い出を語ったら、いつまで経っても終わらぬブログになるだろう。
それはゲーム内に限らず、オフ会やネットカフェに入り浸りだった日々を含め、若き日の我にとっては全てが新鮮で新しく、まさに「人生そのもの」であった。
思い出はあまたのごとくあるのだが、ここは我の名である「ケンラウヘル」について語らせてもらう。ストーリーなどについては、知らない人のためにまた後日書くとしよう。
ケンラウヘルというのは、簡単にいうと「リネージュにおけるラスボス」に匹敵する。
主人公のデポロジューを罠にはめてアデンを乗っ取った人物であり、このケンラウヘルを倒すことがリネージュのストーリーなのだ。
リネージュをプレイして数ヶ月経った頃だろうか。アップデートにて「アデン城」が実装されると発表された。
アデン城の実装はすなわち、これまで物語の文字でしか語られていなかった「反王ケンラウヘルがボスとしてゲーム内に実装」される事を意味した。
当時、我は地属性のエルフをしていた。
レベルは48、徐々にレベルアップがきつくなってくるが成長が見れて一番楽しい時期だ(後に地獄を見るとは、この当時は予期すらしなかった)。
このアップデートに伴い、エヌシージャパンは当時としては本当に珍しい「全サーバーのケンラウヘル討伐の様子を生放送」という企画をしていた。
当時、リネージュにどハマりしていた我は、ネットカフェのオープンシートで2席借り、リネージュをプレイしながらその生放送を見ていた。
だが、やはりメインは自分自身のいるサーバーだ。
上位血盟同士がフィールドでは殺し合い、全チャ(ワールドチャット)でも煽り合うような、そんな殺伐とした世界であった。
ただ、その殺伐の中にも物語があり、ゲームなのにリアルよりもリアルな感情が渦巻く、喜怒哀楽をインするたびに揺さぶられるような、そんなワクワク感があった。
顔を合わせたら即殺し合いのような雰囲気だった中、ケンラウヘル討伐でスタンバイする上位血盟のトッププレイヤーたちが、その時ばかりは共闘を見せたのだ。
今まで敵だった者たちが、この日ばかりは同じ目的で肩を並べて戦うという、一番熱いパターン。
『ワンピース』でいうところの、海軍に対してバギーやクロコダイルが参戦してくる、あの心の底から何かが湧き上がってくるあの感じ。もう、そのシーンを見れただけでも感動していたのを覚えている。
我は弱かったため、とにかく後ろから少しでも戦力になればと、ハンターボウ(命中率が高い弓)を持ち、アーススキン(防御力アップの精霊魔法)を画面内にいる者たち全員にかけていた。
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そしてやってくる、ケンラウヘル登場の時間。
いざ戦いの時と思った瞬間であった。
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突如、我のキャラクターが死んだ。
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ケンラウヘル登場とかそういうレベルじゃあない。
そして、死んだのは我だけではなかった。
トッププレイヤーを含めた、その画面にいる全ての者が死んだのだ。
一瞬何が起こったのかわからなかった。
そこで画面に映っていたのは、プレイヤーたちの屍の上を悠々と闊歩する反王ケンラウヘルとその側近ケレニスであった。
その闊歩する姿はまさに「最強」という名に相応しく、当時家庭用ゲームしかしたことなかった我にとっては衝撃的であった。
一瞬の静寂の後に湧き上がる死亡したキャラクターたちのエリアチャット。
「は?」「何これ?」といった驚愕の声、「うはwww」「つええええwww」といった笑い声、「RESplz」「復活したらカンタマスク連打で」(カウンターマジックという攻撃魔法を1回無効化する効果があるスクロール)といった再挑戦の声。
画面がチャットの吹き出しで埋め尽くされる。
いろいろなゲームをしてきたつもりであったが、この「反王ケンラウヘルによる全プレイヤー虐殺事件」は今まで家庭用ゲームをしていた我にとって最大のインパクトを心に残したのだ。
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これが我とケンラウヘルとの出会いであった。
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現在の我
我は現在、『リネージュ2 レボリューション(以下、L2R)』というスマートフォンMMOをプレイしている。
我の名は「ケンラウヘル」。そう、今でも心に残っているあの「反王」の名を、そのまま自分のキャラクターにしたのだ。
そして、始めたサーバーも当然「ケンラウヘルサーバー」(現在はサーバー統合により「フレヤサーバー」という名前になっている)。そこでは3月11日現在、150名超えの血盟の盟主として君臨し、日々熱き戦いに身を投じている。
我は、Twitterや個人のブログもやっているので、ぜひ見てほしい。
Twitterは<こちら>
ブログ「反王だもの」は<こちら>
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リネージュMと我
L2Rを始めてすでに1年半が経とうとしている。その中で『Lineage M(以下、リネージュM)』が日本でもサービスを開始するといった情報が、ちらほらと出てきた。
あの頃の冒険が再びスマートフォンでできるのでは。そんな期待も相まってリネージュMの情報をちらほらと見ていた時だ。Twitterに1件のDMが送られてきたのだ。
「リネージュMでコラムを連載してみませんか」
この攻略サイトである、Appliv Gamesの者から連絡が来たのだ。
「L2Rでの”反王”が、リネージュMで”反王”としてコラムを書くという企画です」
頭がイカれてる。この正気の沙汰とは思えない提案。だが、嫌いじゃあない。我はこの提案に乗ることにした。
L2Rでは日々の事を面白おかしく書いていたが、まさか1年半前に我がリネージュMの攻略サイトのコラムを書くということなど誰が予想していただろうか。
現実は小説よりも奇なりといったところか。このコラムを書くといったものも、我の中ではリネージュの新たな物語として語れるようになるだろう。今からワクワクが止まらぬ。
今後のブログについて
本ブログは「攻略記事」という目線ではあまり書けぬ。ただ我の思う所や出来事、そして『リネージュ』の世界について我独特の目線で書き記す、そして我の好き勝手書く、そんなブログになる。
攻略は本Appliv Gamesのサイトを見てくれると幸いだ。といっても、この記事がアップされた時にはまだ攻略情報は出ていないだろう。
攻略サイトに載っているのがまさかの反王ブログという異常事態ではあるが、今後はこのような感じで書いていこうと思う。
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リネージュMがサービス開始される前
我もリネージュMはちょっと触ったり動画を見たりしているが、まずまず韓国語が読めない。
故に、PC版リネージュについて思い出と魅力を語り、そこからリネージュMへの期待を書いていこうと思う。
PC版リネージュをプレイしている人、していた人には「懐かしさ」を思い出してもらい、PC版リネージュはもちろん、リネージュ自体に触れた事がない初めての人にも「面白さ」を理解してもらえるような内容にしていく。
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リネージュMがサービス開始された後
我目線で色々と語ったり、日々我の周りで起こる出来事を面白おかしく書いていきたいと思う。
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今日の締め
長くなってしまってもいけないので、今回は簡単な自己紹介をさせてもらった。次回のコラムは「リネージュ」の大きな特徴、魅力を語りたいと思う。
皆、今後ともよろしく頼む。
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以上。
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