総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。
さて、営業日毎日更新を始めてからようやくこのクラスについて話す機会ができた。
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絶対的な盾として前線を保持して仲間を守る、ナイト。
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攻撃・サポート共に万能な戦いができる、エルフ。
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圧倒的魔法力でサポート、大器晩成型、ウィザード。
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圧倒的火力と殲滅力を誇る、ダークエルフ。
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これらのクラスの他に、もう一つクラスが存在する。
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内政。
重圧。
多忙な業務。
代理不可能。
苦しみ。
苦痛。
心労。
困苦。
辛酸。
苦悶。
逆境。
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全てを乗り越えた先にある希望を追い求めし夢追人。
人はそれを
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君主と呼ぶ。
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■君主について
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前にも書いた通り、Appliv Gamesを含め様々な媒体でリネージュMの攻略情報が出ている。
我も色々なサイトから情報を取り寄せたり、韓国版を事前にプレイしている人のTwitterやYouTubeから情報を得たりしている今日この頃。
実際にリネージュMで実装されているクラスの紹介についても、細かい違いはあれど、ほとんどがリネージュ1を踏襲していると言っても過言ではない。
だが一つだけ、紹介されている中で納得がいかないクラスがある。
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君主だ。
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「血盟を作れる唯一のクラス!」
「レイド戦やアジト購入などができる唯一のクラス!」
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一見すると華やかなか感じがしてならない。
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タイトル画面でも中央を陣取る赤髪の君主。
バンドで言えばメインボーカル。
アイドルで言えば総選挙一位。
そんなポジションに見えるこのクラス。
個人の攻略サイトでは多少言及はされているが、攻略サイトには絶対に載せられないような闇の部分もしっかり伝える事こそ、この「反王ブログ」の存在意義であると言えよう。
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経験談も踏まえ、ここから先は闇の部分が垣間見える。
そんなバカな、とか、こんな事ばっかりじゃない!と思う人もいるかもしれないが、あくまで我からの視点を伝える。
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■闇の部分(戦闘編)
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一応、君主というクラスについてはしっかりと説明しておかねばならない。
簡潔にまとめよう。
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・血盟を作れる
・血盟に関するシステム面を色々といじれる(アジトとか)
・戦闘ではサポートを得意とする
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ざっくり言うとこんな感じだ。
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ではいこう。
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まずリネージュM公式サイトにある君主の紹介文を見てもらう。
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まず最初にあなたは戦闘に向いていませんと言われる始末。
その後にフォローが入っているが、この一番最初の文章が最大のネックだ。
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リネージュの魅力は対人もあるが、何といっても狩りに存在する。
昨今のMMOはただオート戦闘していればまず死ぬことはないといったものが多い。
だがこのリネージュ1、そしてリネージュMではそんな常識は通用しない。
そのDead or Aliveが紙一重な世界の中で「戦闘に向いていない」のは致命的だ。
いや、実際は狩りはちゃんと出来るし、何とかなる。
君主は基本的には近接職の部類にカテゴライズされる。
戦い方もほとんどがナイトやダークエルフと同じような立ち位置だ。
だが考えてみて欲しい、もし
「君主じゃなくてナイトだったら」
「君主じゃなくてダークエルフだったら」
と。
遥かにレベリングや強化の効率が違う。
どんなMMOでも人は効率を考えてプレイするもの。
その効率は狩りに求められるわけであり、如何せん効率の輪の中から除外される傾向にある。
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またあるサイトでは「戦闘ではサポートが得意」と書いてあったりする。
確かに君主魔法はサポート系が多い。
ダメージを上げたり、ACやMR(マジックレジスト、対魔法防御力)を上げたり。
だがサポートという面で、実際の狩りで必要なサポートは何か?
勿論バフも必要ではある、だが一番必要なのは回復ではなかろうか。
ちなみに攻城戦などの限定的な所では君主の力はバフはかなり良いかもしれないが、あくまで限定的だ。
ウィザードのイミューントゥハーム(被ダメージを半分に減らす、通称「い」)の方がどれだけサポートとして優秀だろうか。
サポート力が強いというのは偏に
「狩り効率が高くなる」
もしくは
「狩りする時間が長くなる」
という事だと考える。
もしこの中で血盟を作るという目的ではなく「私、戦闘でサポートしたいから君主する!」と思っている者がいたら、間違いなくエルフ・ウィザードでのプレイを勧める。
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さらに言うならば、パーティについても言及しておこう。
リネージュ1ではパーティは最大8名まで組むことができた。
その中に君主がいると、君主魔法などで7名のキャラクターの能力を引き上げる事ができた。
これはとても効率が良い。
しかし、リネージュMでのパーティ最大人数は4名。
君主魔法で魔法の恩恵を受ける事ができるのは最大3名。
恐らく本格的な狩りとなればヒーラー職もいるだろう、そうなると君主魔法の本当の意味で恩恵を受けられるのは2名のみ。
リネージュ1と比較すると、若干恩恵といった意味では価値が下がりそうだと我は考えている。
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■闇の部分(運営編)
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君主の大抵は「血盟のリーダー」という前提で話させてもらう。
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「血盟を作れる唯一のクラス!」
「アジト購入などができる唯一のクラス!」
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先述したこのキャッチコピー。
このキャッチコピーの本質を伝えよう。
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「血盟運営、アジト購入は君主しかできない」
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いや、もっとはっきりと伝えよう。
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強いられている。
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他のMMOにある「リーダー」というのはある種持ち回りが可能だ。
リーダー権限を譲渡することもできる。
だがリーダー譲渡というものは存在しない。
このゲームは「唯一のクラス」である君主が色々とやらねばならない。
これはかなりの重圧、プレッシャーになる。
我も過去、MMOではギルド運営、血盟運営、ギルドマスターの経験というのは人と比較すると多い方だと思うが、まぁ色々と大変な事が多い。
リネージュ1の時にはINした瞬間に呼び出され、
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宿屋に入って三時間相談に乗るとかもざらにあった。
リネをさせてくれ、リネを。
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と、いきなり過去のトラウマが蘇ってしまった。
そういったギルド運営についてはまた別の機会に話すとしよう。
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とにかくまとめる。
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君主は戦闘、そして血盟運用、リネージュにおける闇の部分の煽りを諸に喰らうクラスでもある。
故に、
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・血盟員としての君主をやるならば別のクラスを勧める
・君主になって自分の血盟を作るというのならばある程度覚悟が必要
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という感じになるだろう。
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■君主のステータス
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そろそろ光の部分も、と思ったのだが、ステータスの話をすると再び闇落ちしそうな気がしてきた。
だが解説はしておかないといけない。
過去のブログにてステータスに「CHA(カリスマ)」というステータスがあるというのは書いたと思う。
このCHAの値×2(アイテム補正値込み)が血盟に所属できる血盟員数であり、最大血盟員は50名、すなわち、CHA25になれば最大になる。
少数精鋭を決め込めば、君主のCHA初期値が10、つまり20名の血盟というのは問題ない。
その分は基本的には他近接職と同じく、STRに振るのがいいだろう。
だが血盟を大きくするためには、ただただ「血盟員を増やす」という事だけに貴重なステータスを奪われるという事に他ならない。
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・戦闘基準で考えるならばSTR一択。
・将来の血盟員数を考えながらCHAに振る。
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という感じで間違いないだろう。
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闇の部分を書いていたら既に3000文字オーバー。
これはいかん。
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■君主の武器
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君主の武器は基本的に近接武器だ。
中でも重宝するのは片手剣(ダガー含)、槍あたりか。
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槍という選択肢については、前衛を盾にして後ろから殴る、という意味もある。
また槍系は命中補正がついているものが多い、というのもポイントだ。
リネージュMにおける君主装備についてはいくつか紹介しておこう。
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現在、リネージュMのコミュニティをDiscordで作成しており、そこでは日々活発な攻略情報が集約されてきている。
その中でも韓国版をきっちりプレイしている人の意見を元に、以下の武器を君主には勧める。
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①ダマスカスソード
これは君主に限らずナイトにもぴったりの、使い勝手の良い武器。
一番の特徴は損傷しないという事。
とりあえず一本持っておけば損はないだろう。
後述する武器の制作まではこれを持てばいい。
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②クリムゾンランス
ミスリル素材なので対アンデッド用に重宝する槍。
命中補正も付いて素晴らしいのだが、如何せん両手武器のため盾が持てないという弱点。
だがこの命中補正というのが君主にとってはありがたい。
これは一本持っておくべきだろう。
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③ゴールデンスティック
これはダマスカスソードの強化版と思えば良い。
元々は「ゴールデンスティック」という名前だったのだが、何故和訳したのだろうか。
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ナイト「伝説の剣!」
エルフ「風切の弓!」
ウィザード「大賢者の杖!」
ダークエルフ「暗殺者の爪!」
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君主「黄金バトン。」
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物凄くツッコミを入れたい。
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とはいえ、命中補正ありの損傷なしという優秀な武器。
こちらは制作ができるので、コツコツと素材を集めながら作っていけば良い。
そして強化していけばいい。
そして燃える。
そしたらまた素材を集める。
また作る。
燃える。
集める。///
作る。
燃える。
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危うく再び暗黒面に引きずりこまれる所であった。
むしろこれは君主限定の話ではないが。
武器はこんな感じだろうか。
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■血盟という「箱」
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とはいえ、血盟というチーム単位というのはMMOにおいて必要不可欠。
チームは作りたいけど対人などもっと前線で暴れたい!
そんな人へのおすすめとしては血盟の器としての君主、いわゆる「箱プリ」と呼ばれる運用方法だ。
概要を説明すると「君主の育成はしないが血盟を作成し、自分は別のキャラを育成する」という方法だ。
勿論最低限の君主の育成は必要かもしれないが、自らは他クラスを遊べる。
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1つの血盟に入れる最大人数は50名。
アイテム込みでCHA25にしてしまえば後は問題がない。
こういった運用方法をする血盟は非常に多かった。
君主を使わずして血盟を作る、というのもありなので覚えておいてもらいたい。
ただこの箱プリについて難癖をつけるのであれば、攻城戦で君主の強さが足りずに自らの血盟での獲得は難しい事、それに加えて結局血盟運用にかかる負担は変わらない、という点が挙げられる。
それだけは注意してもらいたい。
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■君主の光
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ではようやく、君主の光について話そうと思う。
君主はだいぶ闇の部分が多いと説明した。
だが闇は光がなければ生まれない。
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光とは他に何を言おう、達成感だ。
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血盟というのは様々な思いがあって作られる。
最強の血盟を目指す。
対人をゴリゴリとやるチームを作るんだ。
皆で楽しくワイワイしたい。
何か熱くなりたい。
中には友人に半ば無理やりやらされた人間もいるだろう。
そこには沢山の物語がある。
それがどんなクラスだろうが、一般血盟員だろうが、はたまたソロであろうが、MMOには物語が存在する。
我の言う「物語」という点についてはまたいつか書こう。
だが一つだけ言えるのは、
血盟主から見る物語は他の人には体験できない
という事だ。
嫌な思い出も多くなるだろう、逆に良い思い出もそれ以上にあるだろう。
我はリネージュ1の時は実際は箱プリ運用で、メインはナイトであった。
だが今回はやりたいことがあるため、迷わず君主を選んだ。
コンテンツを遊び尽くす、即ち、攻城戦も視野に入れて遊ぼうと考えている。
他のMMOやゲームも色々やってきたが、やはり我が初めて触った「リネージュ」というのは特別な存在。
再び色々な物語を経験できると思うと今から楽しみで仕方ない。
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様々な血盟や人との出会いが起きる。
同盟なのか、対立なのか、うまくいくかいかないかは分からない。
というか、うまくいくいかないは関係ない。
うまくいったこと、うまくいかないこと含めて楽しむ、ただただ楽しむ。
これが最重要だと思う。
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さて、最後の最後に堅い話になってしまったが、今回はここまで。
既に攻略情報も沢山出てきている。
サービス開始まで後1週間、次回からは我の体験した物語について話そう。
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ちなみに今回は5400文字。
指定された文字の5倍。
そろそろ短くまとめるスキルを手に入れねば。
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以上。
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